![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/aa/0987355183149e3bd46aa6484bf217a7.jpg)
みごとなデザインだ。
葵の紋章にもひけをとらない花びらの形と
何の悩みもなさげな黄色はつり合っている。
「路上のポン・デ・ライオン」
名前が分からないので勝手にそう命名した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/b9/3781033961d35a047e6bef9ad149dafb.jpg)
東海地方でしか生息していないという小さい白い花。
しらたまほしくさ。
「白玉星草」という。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/94/5ced27266a0c2aabdc925d112ccc89cc.jpg)
こちらは群生してこその、みごとなデザインだ。
ときどきここにはハッチョウトンボという世界最小の赤いトンボがやってくる。
(昨日はオフで、近所の植物園へ定点観測に行ったのだ)
2ヶ月ほど前には見かけたが今日はシオカラトンボしか見かけなかった。
植物界はデザインの宝庫だ。
1926年に没したアントニオ・ガウディが手がけた大聖堂は未だに作り続けられている。
彼のデザインはすべて左右対称ではない。
植物をメインにした有機体をモチーフにしているからだ。
生きものだけがもつ不均一性と、なぜか逆に、感じられる全体の統一感。
永遠に完成しない大聖堂。
ガウディが仕組んだ壮大ななぞなぞかもしれない。
変化し続ける過程にこそ答えがあるようにも思えるのだ。
嗚呼、ボタニカル!