『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

石垣の旅(美食編)

2018年01月18日 | 美食


まず石垣島到着後の最初のご飯。
八重山にきたなら、やっぱり八重山そばだ。
連れ合いはソーキそばをご注文。
スープが美味しい。
とても美味しい。
麺はあっさりで粉っぽいがスープはいい。
連れのソーキを一ついただく。
すごく柔らかくほのかに甘い。




お店も趣がある。
かーら屋さん、グッドです。




現地フィールドガイドの小林さんから教えていただいたフレンチでランチ。
このプレートがなんと千円。
マグロ料理、鳥、島もずく、キッシュにボリューミーなビーフシチュウ。
美味い。
かなり美味い。
こんなに美味いキッシュは初めて食べた。




少し味が濃ゆいが美味い。
全体に発想豊かで地元の食材で勝負しているようだ。
最南端の島でこんなに美味くて安いフレンチがあるなんて申し訳ないが驚いた。






お店もシックでとても静か。
そりゃそうだ、他に客がいない。
午後一時前の時間で一組とということは、多分この日のランチはうちだけだろう。
来年きた時残ってるかなあ。
頑張って続けていて欲しい。




料理は最高だがこの構えは如何なものか…
友達なら忠告するんだけどなあ。
これでは客は入らんなあたぶん。
オレも紹介がなければ一発スルーな店構えだ。




さて。
ホテルレストランで地元の料理をいただく。
島の豚肉料理はとても洗練されている。
皮付きのラフテー。
この塊に箸が入る。
味わいも深い。
皮がいい仕事をしている。




定番のゴーヤチャンプルー。
苦くない。
旨味を残してぎりぎりのところまで削った感じだ。
豆腐も美味い。




バーで一くつろぐ。
移動の疲れが癒される。
明日の計画よりも今を楽しむ。
二度目の石垣で、同じホテルにいるがここはいい。
とてもいい。
スタッフは皆客をきちんと見ている。
しかも親切が身に付いている。
笑顔が自然だ。
躾もいいのだろうが、総合的にいい会社なのだろう。
その印象が三年前と変わらないのが素晴らしい。




朝食の愉しみは何と言っても目の前で作っていただくお好みオムレツ。
今日はオニオン、ハム、青ねぎ入り。
具材をサッと炒めたら卵を入れて…



トントントン。
魔法のような手つきだ。



美しくできました❗️
ありがとうございます^ ^
オムレツは難しい。
自分では絶対にああはならない。
手早くやるとグズグズになり、形を重視するとカチカチになる。
どう見ても普通のテフロン加工のフライパンなのだが。
オムレツは時間芸術だと思う。




さて最期の晩飯は昨日の異色フレンチへ。
昨日のランチが美味かったので予約をしてあったのだ、ヘッヘッヘ^ ^




ワインもうまそう。




まずは辛口ブリュットで乾杯。
「しっかり働いて、また来ようね〜」




近海白身魚のポワレ。
カリッとした食感と旨みある白身。
エビカニの味噌が入っているらしいソースがやばい。
美味すぎる。
下にひいたリゾットは島のうこんで黄色に染まる。
ソースがしみて絶品。




お肉の前に赤ワインに。
最初は軽めのカベルネ〜
後からどっしりボルドーへ ^ ^




おお、これは島豚のコンフィだとか。
で、コンフィて何だ?
ということはどうでもよろしい。
ウンチクは味を損なう。
今目の前にあるものが注釈なし、留保なしで美味しい。
それが一番である。
外はこんがり、中はしっとり。
豚というより鴨肉のようにこくがある。




そして他には誰もいない…
大丈夫かなあ、さいごー屋さん(TT)
悠々自適な老夫婦がやっているわけではなくて
乳飲み子抱えての若夫婦お二人のお店。
聞けば東京からの移住という。
だったらもっと営業しなきゃあ‼︎
と、老婆心ながら感じてしまう。
東京のシェフだから島の食材を冷静に見極めて熱心に創作に励んでいるのだ。
彼らには間違いなく哲学があるだろう。
美味しかったポワレの魚はフエダイの仲間と聞いた。
何気ない魚の旨味を料理で再発見したんだろうな。
ともかく静かに最高のお料理。
しかもとてもお安くいただきました。
感謝感謝です。




でも、これは変えた方が… ^_^