最近、帰郷するたびに
かつての輝きや温もりを失いつつある家を
目の当たりにして
哀しく、そして寂しく感じていた。
古い家ではあったけれど
手入れが行き届き
花が溢れ
いつもいい匂いが漂い
人が集っていた
そんな母の家だったけれど
時は停まることなく流れていく。
仕方のないことと自分に言い聞かせても
私のふるさとが消えていくようで
心の拠り所がなくなってしまうようで
淋しさが募るばかりだった。
そんな折り
〈夏の朝〉という歌を聴いた。
聴きながら忘れていた大事なことを思い出した。
時は流れても
家は変わっても
いずれはなくなってしまっても
私の中のふるさとの“夏の朝”は
変わらずにそこにあるし
私を導いてくれた道は
今も未来に向かっている。
夏の朝
詞:たかまつなおき 曲:たかまつなおき
風薫る 雲の峰 蝉時雨 陽炎
朝曇り 時津風 草いきれ 夏木立
緑燃ゆ 夏の朝 流れてく 雲に
向かって 歩いてく 僕のことみんなが見つめてる
あの道を僕はどれだけ眺めていたんだろう
曲がりくねったその先に見果てぬ夢を描いて
たどり着いたこの場所で根を下ろすことにした
そんな僕が築いたのは小さな白い家
風死して 炎天下 雨乞えば 夕立
夕凪 夕焼け 短夜 空には天の川
厳しかり 夏の日は 喜雨さえも気休め
それもまた 夏ゆえに 打ち水 風鈴 走馬燈
あの道に僕はどれだけ包まれていたんだろう
白い家に届けられた一枚の「夏の朝」
いつも自分の思い通り生きられるはずはない
そんなとき支えてくれる いつも一緒「夏の朝」
あの道は今の僕の原風景(みなもと)と呼べるだろう
溢れんばかりの思いを光と色に詰め込んで
これからまた歩いてく 新たな道へ踏み出して
半夏生 白い家 夏の朝・・・
〈夏の朝〉の歌は
実は1枚の絵から生まれている。
とても素敵なお話で羨ましくなった。
私は〈夏の朝〉の歌も好きだが
絵を見ているとその中に
まるで自分がいるような気持ちにさえなってきて
何だか嬉しくなる。
いつか私の心のふるさとを
私自身が表現できるようになったらいいなと強く思った。
だから〈夏の朝〉に出会えたことに
とても感謝している。
ありがとう。
かつての輝きや温もりを失いつつある家を
目の当たりにして
哀しく、そして寂しく感じていた。
古い家ではあったけれど
手入れが行き届き
花が溢れ
いつもいい匂いが漂い
人が集っていた
そんな母の家だったけれど
時は停まることなく流れていく。
仕方のないことと自分に言い聞かせても
私のふるさとが消えていくようで
心の拠り所がなくなってしまうようで
淋しさが募るばかりだった。
そんな折り
〈夏の朝〉という歌を聴いた。
聴きながら忘れていた大事なことを思い出した。
時は流れても
家は変わっても
いずれはなくなってしまっても
私の中のふるさとの“夏の朝”は
変わらずにそこにあるし
私を導いてくれた道は
今も未来に向かっている。
夏の朝
詞:たかまつなおき 曲:たかまつなおき
風薫る 雲の峰 蝉時雨 陽炎
朝曇り 時津風 草いきれ 夏木立
緑燃ゆ 夏の朝 流れてく 雲に
向かって 歩いてく 僕のことみんなが見つめてる
あの道を僕はどれだけ眺めていたんだろう
曲がりくねったその先に見果てぬ夢を描いて
たどり着いたこの場所で根を下ろすことにした
そんな僕が築いたのは小さな白い家
風死して 炎天下 雨乞えば 夕立
夕凪 夕焼け 短夜 空には天の川
厳しかり 夏の日は 喜雨さえも気休め
それもまた 夏ゆえに 打ち水 風鈴 走馬燈
あの道に僕はどれだけ包まれていたんだろう
白い家に届けられた一枚の「夏の朝」
いつも自分の思い通り生きられるはずはない
そんなとき支えてくれる いつも一緒「夏の朝」
あの道は今の僕の原風景(みなもと)と呼べるだろう
溢れんばかりの思いを光と色に詰め込んで
これからまた歩いてく 新たな道へ踏み出して
半夏生 白い家 夏の朝・・・
〈夏の朝〉の歌は
実は1枚の絵から生まれている。
とても素敵なお話で羨ましくなった。
私は〈夏の朝〉の歌も好きだが
絵を見ているとその中に
まるで自分がいるような気持ちにさえなってきて
何だか嬉しくなる。
いつか私の心のふるさとを
私自身が表現できるようになったらいいなと強く思った。
だから〈夏の朝〉に出会えたことに
とても感謝している。
ありがとう。
どの曲もNaokiさんの人柄が出ていますね。ライヴで初めて聴いた「ロングツーリング」も好きです。今度、「夏の朝」もライヴで聴いてみたいです。ふるさとの話がこの曲を引き立てていて温かい気持ちになりました。
詩がいいですよね。
そして、ひとつひとつの言葉がとても大事に歌われていて
まるで映写機で場面が変わるように
情景が浮かんでくるようです。
新曲〈帰る~心のふるさとへ〉の行方も楽しみですね。
身に余るお言葉に恥じぬよう、これからも言葉を大切に唄っていきたいです。
いつか是非「心のふるさと」を表現してください。
楽しみにしています。
とても嬉しかったのでつい・・・。
思ったことの半分も書けなくて文章能力のなさを実感します。
書かれたことばはただの言葉でも
それが声に出される時、本当に生きた言葉になりますよね。
聴く楽しみが増えました♪
私が「心のふるさと」を表現できるのは
いつのことになるやらですが、
夢を持つのはいいことですね。