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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

今までの僕は

2009年09月20日 | 小山卓治
好きな曲の一つ〈今までの僕は〉を
バースデイライヴで歌ってくれた

卓治さんの表情や笑顔に
なんかこう柔らかいものを感じる最近なのだけれど
年を重ねて丸くなったというのとは違って

きっと
海のように彼を包み込んでくれる
そんなひとがいるんだろうなって
勝手に想像しながら
聴いている

心をつなぐということは
そうしたいと強く思っても
なかなかできないこと

らしさやかっこよさ
プライドや見栄や意地
苦しみや哀しみ
もろもろの付加価値
生まれてから今までに
体にペタペタ張り付けてきた
すべての余分なもの

それをいっぺんはぎ取って
裸になって
心を預けることができる相手に
飛び込んでいくこと

それができたら
心をつなぎあうことができると思う

きっと今の卓治さんは
そんなひとがいるんだろうなって
そんなことを考える
晴れた日曜日の午後


   今までの僕は

   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   今までの僕は
   返事の来ない手紙を
   書き続けてたようなものだった
   多くの忠告は
   聞こえていたけれど
   僕にはそれが理解できなかった
   いつでも自分に縛られて
   1人で虚しく待ち続けた

   僕はいつだって
   ぶち壊すことでしか
   先に進めない男だった
   だけどそこからは
   何も生まれないことを学んだ
   そして君と出会った
   oh funny day 顔を上げて
   oh sunny day 見あげるだけで
   oh funny day 世界が見えると
   君は教えてくれたんだ

   君に会いに行くよ
   裸の気持ちのままで
   忘れかけた夢
   話したい
   これから

   昨日のことなど
   聞かないでくれよ
   誇れるものなど何ひとつなかった
   忘れる方がいい
   後悔するより
   人は何度だってやり直せるはずさ
   約束するよ
   傷ついた分だけ成長していくことを

   今までの僕は
   大切なものが何か
   まるで分かっちゃいなかった
   君がほほえむ
   それだけでどんなに
   僕の心は慰められたことだろう
   oh funny day 手をつなぐのじゃなく
   oh sunny day 心をつなぎたい
   oh funny day その方がいいさ
   初めてそれに気づいたんだ

   君に会いに行くよ
   裸の気持ちのままで
   忘れかけた夢
   話したい
   これから

   答えのない
   問いかけをくり返すことはできるけど
   返事の来ない
   手紙を書き続けることなんてもうしない





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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (茄子)
2009-09-20 21:00:19
女性の貴方は この唄に
彼を支えている 世界を感じていたんですね

僕は この唄を聞くたび

自分のカサカサした部分
イライラした部分
システムというシステムに組み込まれ
資本主義の飼い犬になっている姿
曇ったオフィスの窓とタイムカードを
何度も睨んだことを思い出します

すり減った靴を上司はほめ
成績のあがらない俺を同僚は 鼻でわらった

僕は 唄になった言葉にたどり着くまでの
彼の「刺」を聞いていた
このままの彼の言葉を聞いていなかったみたいだ

彼がこの言葉を生むことができ
この言葉を刻む姿は 見てもいなかったし 想像すらしなかった
なんでだろう

今 成長というアルバムの曲順を見て思った
一曲目の欲望で
その流れでこのアルバムを聴いていたようだと。

欲望を聞いていた時期の
すさんだ気持ちをこのアルバムの曲全部に
ふりかけのようにまぶしているんだなと
今 気がつきました。



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Unknown (pikake)
2009-09-21 00:24:40
茄子さん

ずっと卓治さんを聴いてきているのですね

私はかなり遅れてやってきたので
卓治さんと共に人生の酸いも甘いも
味わってきた方たちと
まったく違う捉え方になるのだと思います
アルバム「成長」として
欲望から始まる曲順の流れで
唄を捉えるって
「小山卓治」への思いが
とっても強かったんでしょうね
羨ましいです
私にはそんな存在もなくて
ずっとあれも、これもの状態でした

今、茄子さんもきっと
そこそこに年をとって
聴き方や捉え方は違ってきているのでしょうか

今の茄子さんが唄に求めているもの
今度教えてくださいね









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Unknown (茄子)
2009-09-21 01:30:35
pikakeさん
僕のいたらないコメントにお言葉 ありがとうございます。

ひとりのアーティストに出会うタイミングが
どんな人にもあると思います

ラジオ 友人 街角 雑誌の活字 小説 映画 テレビ

もしかしたら僕も もっと昔から小山卓治という人の音を
聞いていたのかもしれないと 思う時があります

でも 心にひっかかった そのタイミングなんです
渇望している自分の心にはいってきた そのタイミング

小山卓治にも求めているのは
今の小山卓治が感じていることを
彼のフィルターを通すと どんな言葉になって
どんな音とアレンジになるのかとうことです
深く論じようとか 意味を考えようとかってないんです
時代と向き合った時に 出てくる しぼられた言葉を知りたいんです

そう 信用している大人の人の言葉を聞いてみたい と言う感じ

彼が
自分に正直に向かい
出てくる音を多感だった頃と違う
今の自分がどううけとるのか というのも楽しみです

いつか
負けないで でもあなたの言葉を聞いてみたいです

このブログのひっそりファンです。。。
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Unknown (pikake)
2009-09-21 19:50:19
茄子さん

出会うタイミング・・・
そうですね

私が卓治さんの音楽に初めて出会ったあの頃

乾ききった心と
出口の見えない絶望
変えようにも変えられない
(と思いこんでいる)状況

どこに行くにもイヤホンで耳も心も塞ぎ
潤してくれるような音楽ばかりを探して聴いていた
そんなときでした

渇望・・・まさにそんな感じでした
すっと入ってきて
そしてずっとすっぽりとはまったまま
今に至っています


〈負けないで〉
はい・・・
そのうち書きたいと思っています

また茄子さんの
あの頃の思いと今の思い
ぜひお聞かせください


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