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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

論文への反応

2009-01-22 | その他あれこれ
・会議缶詰。3つもの会議を終えると、それらの資料が分厚い冊子になっている。道理でかばんが重いはずである。林学会要旨〆切り直前で、いくつかやりとり。自分がどの発表と関係しているのか整理しておかないと、後でまとめるときに苦労しそうである。

・ヒノキ論文について、お世話になっていた熊本の篤林家の方々から、論文に対する感想を頂いた。この論文は、熊本県阿蘇地方のヒノキ品種の品種間の遺伝的関係とその原産地を推定する、という内容である。想像以上に品種間で遺伝的に類縁関係にあるということ自体は、品種成立の経緯と照らし合わせてみてもリーズナブルだと思うのだが、原産地推定の方はマーカーの解像度と原産地候補を全て網羅できているか、という2つの問題をはらんでいるのは無視できないところである。

・それにしても、英語の論文にもかかわらず、このような反応を頂いたことに驚きつつ、篤林家の方々の熱い想いに感嘆。こうした感想を拝見すると、論文を出すということの責任を感じる。しかし、現場の方々から、このように論文に対する反応があるというのはやはり嬉しいことである。

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