平らな円盤の形をした銀河が、中心部が厚い楕円形に変わっていく様子の観測に成功したと、国立天文台などの研究チームが発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。地球から約110億光年離れた、成長中の銀河の活動に着目。銀河の形の変化や、星ができる様子を、ハッブル宇宙望遠鏡と南米チリのアルマ望遠鏡を使って詳細に観測。その結果、銀河の中心で多数の新たな星が急激に誕生し、厚みのある楕円に形を変えつつあることがわかったというもの。1年間に誕生する星の質量は太陽の約126個分に相当し、地球がある天の川銀河の約40倍のペースで増えているそうです。楕円形の銀河は、複数の円盤形の銀河が衝突・合体してできることが知られていたそうです。ひとつの銀河が成長して楕円形の銀河になるケースが観測されたのは初めてとのこと。衝突説以外の楕円形銀河の形成過程の解明に向け、大きな一歩となる成果だそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170912-OYT1T50075.html?from=ycont_top_txt
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