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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

タイセイヨウセミクジラ

2017-09-07 08:30:27 | 研究
カナダと米国北部の大西洋沖で絶滅危惧種のタイセイヨウセミクジラが例年を上回る異例の割合で死んでいることを受け、両国当局は調査に乗り出したそうです(AFPBB NEWS)。米国海洋大気局(NOAA)はこの事態を受けて「異常な大量死事象(UME)」の発生を宣言しているそうです。NOAAの専門家らによると、今年に入ってから大型バス車両ほどの大きさを持つタイセイヨウセミクジラ13頭が死骸となって発見されているそうです。総頭数がわずか450~500頭にすぎないことを考えると、相当な数と。カナダと米国の領海で見つかるセミクジラの死骸は通常、年平均3.8頭とのこと。NOAAの声明によると、UMEにおける最初の事例は今年6月7日、カナダで報告。これをはじめとしてカナダで計10頭、米国で2頭のセミクジラの死骸が発見され、UMEが宣言される前の4月にも米国で1頭が死んでおり、今年これまでに計13頭のタイセイヨウセミクジラの死骸が見つかったことになるそうです。タイセイヨウセミクジラの死因として最も考えられそうなものは、漁網に絡まるか、船舶と衝突するかだそうですが、専門家らは死骸の解剖結果によって死因を特定し、解決策を示したいとしているそうです。解剖結果は数週間以内に判明するとのこと。

http://www.afpbb.com/articles/-/3140520
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