断片的な視覚情報から全体像を把握する能力は、チンパンジーよりヒトの方が優れているとする研究結果が発表されたそうです(MSN産経ニュース)。コンピューターで日用品や動物などの絵を細切れにした画像を見せた後、3種類の絵の中から同じものを選び出す実験を繰り返し実施した結果、成人の男女8人と、訓練したチンパンジー4頭で正答率を比べたところ、ヒトは95%だったのに対し、チンパンジーは56%だったというもの。チンパンジーと多くの類似点があると考えられている視覚機能の一部で、ヒトの優位性が示されたということです。霊長類の認知機能の進化を解明する手掛かりになるのとも。