健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

アルツハイマー型認知症の予防や根本治療薬の開発につながる調査研究開始

2013-11-12 08:30:38 | 研究
厚生労働省の研究班は、今月からアルツハイマー型認知症の予防や根本治療薬の開発につながる調査研究に乗り出すそうです(YOMIURI ONLINE)。アルツハイマー型認知症をほぼ確実に発症する家族性アルツハイマー病の患者や家族の実態調査を実施して、この病気の遺伝子を持つ人を対象にした国際研究「DIAN(ダイアン)」に参加することで、アルツハイマー型認知症全体の発症メカニズムの解明や創薬が期待されるというものです。全国の認知症高齢者は、推計で約462万人。こんなにも患者さんがいるのですね。主な認知症には数種類あるそうですが、記憶障害が主症状のアルツハイマー型が最も多く、全体の約7割を占めるそうです。海外の研究によれば、家族性アルツハイマー病の遺伝子を持つ人のほぼ全員が発症し、発症の時期も40歳代、50歳代などが多いそうです。世界では、遺伝子を持つ家系は約520見つかっているそうですが、日本での実態は不明だそうです。研究成果が待ち遠しいですね。
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