先日、米国食品医薬品局(FDA)は、マーガリンなどの加工食品に含まれるトランス脂肪酸の規制に乗り出す方針を明らかにしたという報道がありました(YOMIURI ONLINE)。トランス脂肪酸を含む食品の販売はFDAの許可制となり、販売禁止になる食品も出てくる見通しだそうです。60日間、国民から意見を募集したうえ、正式に決めるそうです。トランス脂肪酸は、液体の油を固体に変える際に生成する分子で、ケーキや揚げ物などにも含まれるものだそうです。体内に入ると、血液中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあるため、摂取しすぎると動脈硬化が進行、心臓病になりやすくなるものだそうです。米国疾病対策センター(CDC)は、トランス脂肪酸の規制により、年間2万人の心筋梗塞を防ぎ、心臓病による死者を7000人減らすことができると推定しているとのことです。