健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ランニングで「金欲」を抑制!?

2013-03-20 08:30:15 | 研究
有酸素運動には糖分とニコチンへの欲求を下げる効果があるそうですが、お金に対する欲望を抑えることもできるかもしれないとする研究結果が「Medicine & Science in Sports & Exercise」に掲載されたそうです(AFP BB NEWS)。この研究ではドイツの研究チームが男性48人を2つのグループに分け、一方にはトレッドミルで30分間の低~中度のランニングを行わせ、もう一方のグループ(プラセボ群)には軽いストレッチとアームサークルを行わせたそうです。1時間のトレーニング後、被験者らにお金が誘因となるゲームをやってもらい、MRI(磁気共鳴画像装置)で脳の活動を調べたそうです。ゲームは1ユーロを獲得するため、または失わないためにボタンを素早く押すという内容で、被験者はそれぞれ75回このゲームを行ったそうです。すると、ランニングを行ったグループではお金に対する欲望が薄いことを示唆する結果が出たというのです。脳内物質「ドーパミン」による幸福感が、お金に対する脳の欲望を上書きするためだと考えられるそうで、この効果は運動後少なくとも2~3時間は続くそうです。運動後の禁欲?そもそも運動後はお金のことを含めてあまり深く考えないのでは・・・・?
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