健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

悪夢の耐性菌

2013-03-09 08:30:32 | 研究
抗生物質が効かない細菌「カルバペネム耐性腸内細菌(CRE)」の感染が広がっているとして、米疾病対策センター(CDC)が医療機関に対策を呼びかけているそうです(CNN.co.jp)。この細菌に感染すると、最大で半数が死に至るそうです。同センターによると、CREは過去10年で感染が広がり、強い抗生物質に対しても耐性を持つようになったそうで、2012年上半期だけで、約200の医療機関でCRE感染者が確認されたそうです。ただ、米国の医療機関でCREはまだそれほど頻繁に見つかっているわけではなく、健康な人の間で感染が広がっている様子も見られないとも。米国では年間約170万人が院内感染し、9万9000人が死亡。CREに血流感染した患者の致死率は最大で50%に達し、似たような耐性菌の致死率約20%を大幅に上回るそうです。
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