クロノメーター・スモールセコンド・クラスター(CLUSTER)
SWISS MADE? のスモールセコンド、クロノメーターです。
ケースのメッキも剥がれていましたが、シルバーメタルの塗料で補修しました。文字盤は黄色く変色して、針のメッキも劣化して曇っています。1950年代の時計だと思います。
風防はあまり傷もなくキレイなので、文字盤はカメラのレンズクリーナー液で、針は極細目のコンパウンドで磨けばそれなりになると思います。
クロノメーター(精度の基準が最も厳しい)で歯車の受板が分離タイプです。精度を確保するためクロノメーターは、ほとんどこのタイプです。ケースの裏は腐蝕していますが、ムーブメントはまあまあの状態でテンプは振れています。でも、ゼンマイは巻ききっていて動きは渋いです。洗浄して様子を見ます。
順調に動き出しましたが、1日に10分程進んでしまいます。緩急針を調整してスロー側に回しましたが、もともとけっこうスロー側にセットされていてテンプの受板の端までいっぱいに回しました。
緩急針を回し過ぎるとテンプが止まってしまうことがありますが、大丈夫そうです。時間は、ほぼ正確に刻んでいます。
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