LANCEL(ランセル)クォーツ
手賀沼散歩をして気分転換が出来たので、又々・・・時計の修理に戻ります!
フランス・パリのブランド、ランセルの腕時計です。ベルトは革製で、なかなか雰囲気のある良い時計です。
稼働していなかったので、裏蓋を開けて電池(SR621SW)を交換してみましたが動きません。
ムーブメントは、シチズン製です。プラスチックが多用されていて、腐蝕は全く見られません。ICの載っているプレートもキレイです。
電磁石のユニットを取り出してテスターで抵抗を確認してみたら、通電していません。何処かで断線しています。
接点の箇所が腐蝕していることはよくあるのですが、特に断線や錆びによる漏電などはしていないようです。コイルの箇所を傷つけて断線していることもありますが、それもないようです。
でも故障の原因箇所、ユニットが特定できたので、ここを何とか修復することを検討します。
シチズンのムーブメント、プラスチックが多用されていますが、接点や受板など精度が要求される箇所はしっかり金メッキされていて、品質の高い加工です。プラスチックが多用されていますが、これは硬質で摩擦抵抗の少ないエンジニアリングプラスチックで、軽くて劣化もしにくく腕時計の素材としては理想的なものです。
なかなか良い時計なので、引き続き修復することを試みて行きます。
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