日本剃刀と西洋カミソリ
今回もブログのテーマとあまり関係ないのですが、以前に刃物を紹介しているので、その続きです。
髭を剃るためと思って、手に入れました。でも結局、髭を蒸らしてシェービングクリームを塗って剃るのが面倒なので、髭は電気髭剃りで剃ってます。
上が西洋カミソリ、下が日本剃刀です。
柄は、籐で巻いてあります。日本剃刀の銘。三日月とその上下に何か刻印がありますが、読めません。模様のようでもあります。
砥石で研いで、切れ味は抜群です。シェービングクリームなどつけなくても、手の甲の毛が剃れます。
西洋剃刀の柄の部分に、刻印があります。"ZEPPELIN"HAMRURGとあります。ドイツ製だと思います。ドイツの刃物は、ゾリンゲンが有名です。西洋包丁のヘンケルなどは、その流れを汲んでいます。
このような西洋カミソリは、革製の研ぎベルトで研ぎます。床屋さんで使われています。
このように刃の柄と鞘の間に薬指を入れて、親指、人差し指、中指で柄を持って、使います。
刃の重ねは厚いです。両刃で裏表とも刃地はくぼんでいます。刃先だけが鋭利に研げます。
革の研ぎベルトが無いので、砥石で研いでます。
特に日本剃刀は、今はほとんど使われていません。3~5枚刃とかのメーカーの髭剃りが、色々販売されていて良く切れます。チタンコートなどは、腐蝕せず切れ味もほとんど落ちません。
今どき、こんな手の掛かる剃刀を使っている人は、いませんね。しかし鋼は良い物で切れなくなったら、また砥石で研ぎ直せば、しっかりした切れ味が戻ります。
西洋カミソリも、ほとんど使われてはいませんね、今は。昔は床屋さんに行くと、シェービングカップで粉石鹸をお湯で溶き、太い刷毛で泡立てた石鹸を髭に塗って、このような髭剃りで剃ってもらいました。
刃物類としては他に、篆刻をしているので、それに使うものがあります。今度は篆刻を、印材の石を彫る篆刻刀を含めてご紹介いたします。
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