一生

人生観と死生観

生命ーそれは偉大なX

2010-01-29 19:53:23 | 哲学
1月29日 曇り後晴れ
 家内が風邪を引き、私も少しおかしい状態が始まった。くしゃみ、鼻汁、悪寒の前兆とも思われるものが体の芯にあるような嫌な感じである。
 生命あるものは実に精妙なメカニズムが働いて生きていることを痛感する。免疫と言う機構もすぐれたものであるが、時にコントロールができなくなることがあるようだ。自己免疫とかいうものは免疫に関係する細胞が自分自身を攻撃する状態で困ったものだ。私は一種の皮膚病である「しょうせきのうぼうしょう」で長年悩みを持つが一向に改善しない。白血球が手や足の細胞を攻撃して水胞状態になるのだ。ストレスが原因だとか、アマルガムが原因だとか、いろいろ言われるがそれもあまりはっきりしない。とにかく生命のいろいろな現象はまだまだ未解明の部分が多い。皮膚病から癌に発展する場合があるそうで、私はこの病気がひょっとすると癌を誘発するのではないかと思い、医者に聞いたら、それはないといわれた。しかしこんな場合に患者にありのまま告げる医者も普通はきわめて少ないだろう。がん細胞は愚かにも周りに関係なく無限に成長する変り種で遂にはその個体の全体を滅ぼしてしまうのだ。これも生命の不思議の一つ。
 要するに生命の諸相はいくら科学が進んでも不可思議の要素が強い。偉大なXと言うものである。科学の究極はより高い次元の説明を必要とするように私は思う。

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