一生

人生観と死生観

11月25日

2007-11-25 23:58:36 | 哲学
仙台に2泊3日。
私という人間は時に詩人であり、恐ろしく愚か者であることは分かっている。しかしその時こそ貴重なときである。私は今日人生の秘密を教わった。高橋三郎師の言葉である。超越者と人間と、なんという無限の距離において相対することであろう。それにもかかわらず、その距離を越えて上なる愛の発動がある。ダマスコ城外でサウロはかの復活のイエスに打ち倒されたことが聖書に書いてある。不思議な話なので講解する人はクリスチャンの中でも滅多にいない。高橋師はそれに似た体験を持った。光があふれるばかりであったらしい。詩人としての私もそれはありえると思っている。二男充の突然の病のときは、今にして思えば耐え難いほどの困難でありながら、光に充ちた時であった。真島利行の回心も子息の突然の死の時であった。悲しみの中の無限との出会いである。己の罪の深きことを悟るのもその時である。無限小の人間に無限大の神が迫るがごとき体験なのである。

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