ミル姐さんのカフェ



アニメ演出家を生業にしている兼業主婦のたわいない呟き

あるアニメ業界人の生活設計

2013-04-29 15:07:31 | 世間話
今回はちょっと真面目な話です

最近、年齢的な事も考えて将来設計について考える事がよくあります。いわゆる『老後の生活』についてです。
ただし、考えているのは自分の生活設計のみで、これについて夫婦で相談した事はありません。あまつさえ先日保険の見直しで、死亡給付金(私が死亡した際の夫の受取額)を減額しました。
担当さんには怪訝な顔をされましたが、これは一般的にはやっぱりドライな関係に見えるのでしょうか?まぁ他人にどう見られても無問題ですが(^^;)

まず私は特定の会社に所属しないフリーの演出なので、当然厚生年金はありません。
自営業者と同じ『国民年金』『基金』を併せた年金収入、一般保険会社の『個人年金』が主な老後の収入になります。
国民年金の給付金は厚生年金に比べ非常に低く(生活保護費にも満たない)、個人年金と併せてもようやく一人が暮らせる程度です。個人年金に関しては給付期間も短いので、下手に長生きでもしようものなら国民年金のみで生活しなくてはならなくなります。やはりそれだけでは不安・・・というか無理なので、自宅とは別にマンションも購入しており、ゆくゆくは家賃収入も念頭に入れています。
が、あくまでもこれは私一人が生活できる範囲での設計であり、夫がどう考えているのかはわかりません。そもそも夫の収入がいくらなのかも知りませんから(笑)

私と夫は同じ業界に属していますが職種が異なるため、仕事に対しての考え方にも若干違いがあります。
彼がこの先どういう方向に進み、どのくらい仕事を続けるつもりなのかも聞いた事がありません。それが彼の選択肢を狭めることになると思ったからです。
生活の中のどの部分に比重をおくかは本人の自由だと思いますし、最低限必要な生活費も個々違うと思います。それによって仕事の程度を自由に決めてもらいたいと考えています。
なので、健康な生活を送るための食生活管理等はしますが、金銭管理は一切しません。私同様、保険の死亡給付金を是非カットして貰いたいとすら思います。自分が死んだ後のことより、生きている間の事を優先的に考えてくれればいいです。
私の事は私が考えるから、自分の事は自分で設計して欲しい。これは子供がいないからこそできる設計ですけれどね。

ざっくりと書きましたけど、なんとなくシビアな生活設計を感じて頂けたと思います。が、これを読んだ若い世代の人達・・・他人事ではありませんよ。
いろいろ衰えてから準備しようとしても中々身体は言う事聞いてはくれません。
一見趣味の延長で面白おかしくやっているように見える仕事かも知れません。でも、与えられた条件の中で生活して行かなくてはいけないということは、どんな仕事でも違いはないのです。霞を食べて人は生きられませんから。
20代は我武者らでもいいかもしれませんが、30代になったら10年後、20年後のことまで冷静に考えてみる必要があるんじゃないですかね。その時点でもし設計しようがない環境に置かれているのであれば、それはとても危険な状態と認識して対策を考える。
その環境はあなたが選んで辿り着いた場所です。だからそこを動くのも、変えるのもあなた次第。自分の人生、自分の問題は他人任せではいられません。ちゃんと自分で考えて、組み立てて、実行して欲しいです。

こんな私のざっくり設計が、サンプルの一つとしてお役に立てれば幸いです。












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