ミル姐さんのカフェ



アニメ演出家を生業にしている兼業主婦のたわいない呟き

甘く見すぎていた・・・

2011-02-27 22:34:34 | 世間話
ここ最近、毎日のように鼻血がでていました。
朝起きると鼻血が固まってになってました。
口が渇いて開かなくなってたこともありました・・・でもダイジョウブ。だって食事制限ちゃんとしてるも~~ん!
じゃねーよ!!

今日、JAniCAの総会がありました。皆さん興味のある議題なので、時間は当然押し気味に。
そんなこともあるだろうと、万が一に備えて飴ちゃん準備。カバンに忍ばせておきました。
普段糖質を抑えているため、長時間の空腹が続くと低血糖になる可能性があるかもということで。
でも私、インスリン注射してないですから滅多な事では低血糖なんかなるわけないです。
だからホントに万が一に備えて。
ところが昼食とってから8時間、動悸がして何か嫌な汗が出てきました。
『ふふっ、でも飴ちゃん持ってるの、私』
こっそり舐めて準備万端。意見を述べようと立ち上がったら足ガクガクでやんの!声もでねぇし。
座ってもう一個飴食べて落ち着いたかに見えましたが、家についた途端に前のめりに倒れるというあたかも酔っぱらい状態。
何故!?とカバンの中の飴確認したらノンシュガー・・・orz
もう馬鹿かと。意味ないじゃん!!

すぐ砂糖水ですよ。15分くらいで辛うじて動悸が収まったので、とりあえず炭水化物を摂りました。
今ようやく手の震えも落ち着いてブログ書いてます。

何を甘く見ていたかというと、自分の病状。
ストイックすぎるまでに食事でコントロールしているので、良くなってるという認識でいたのですが、どうやらそうでもないようで。素人判断恐るべし。
むしろ悪くなってる・・・?なんでかはわかりません。てゆーか、悔しくて仕方ない。なんでよ!?
まだ定期検診ではないですが来週病院に行ってきます。
この感じだと、スタジオ作業で今までみたいに『食べる暇がないから食べなくていいや』なんてしたらヤバいということがよく分かりました。
これから仕事の方はどんどん本番に入ってきます。他のスタッフに迷惑かけないためにも自分本位の不養生はいけませんね。

今回の総会をうけて言いたい事はあるのですが、体調がこんななんでまた後日。すみません、ポンコツで。

コメント (2)

今後のJanicaの流れについて

2011-02-20 10:01:48 | 仕事
今回もあくまでも私見です。というか今後こうなって欲しいという希望でしょうか。まぁそんな感じでさっくり読んで頂ければと思います。

まずJanicaとは、前回の記事にも書いていますが、アニメ業界の環境の向上をめざした、アニメ業界人及びそれを支援して下さる方々の集まりです。
勘違いされてる方もいらっしゃるようなので一応書いておきますが、Janicaは労組とは違うため、団体交渉などによる使用者に対しての働きかけはしません。会員種別の中に法人賛助会員を設けている以上、労組にはなりえないので。
まぁ、組合法がどうとか、組織の形態が云々以前に、この業界、団体交渉そのものが難しいというのもあります。
交渉するためには基準値になる平均値モデルありきで、そのモデルと比較して、下位条件であればそれは不当であると容易に判断できるのですが、そもそもが雇用形態が多種多様すぎ平均値を割り出すこと自体難しい
これは原画以上のアニメーター及び演出の大半が特定の会社に所属していないフリーランスであるためです。
その人のスキル、仕事に対しての姿勢などで変化する雇用条件すべてを確認、照合した上でその不当性を主張する事は第三者にはほぼ不可能ですし、交渉するための平均値モデルを作ってそこに当てはめようとすれば、逆にデメリットを被る人も出てきます。
そのため、Janicaのアニメ業界の生活レベル向上を目指した活動は、そういった交渉とはまた別の切り口になるでしょう。
ただ、フリーよりも会社所属の人が多い動画などのセクションは平均値モデルを作り易く、交渉もしやすいと思うので、まずその単価設定の改善あたりから徐々に着手していくのが現実的ではないでしょうか。
順を追って原画単価などにも手が伸ばせれば嬉しい事ですが、ここからはそれぞれの能力値の差が如実にでてしまうので、そこまで念頭に入れて平均値モデルを作る必要があり、かなり時間のかかる険しい作業だと思います。

今年度は『若手アニメーター育成プロジェクト』というものが動いていましたが、それを今後の活動の中心にするわけでもないと思います。
このプロジェクト自体試みの一つであり、完成形ではありません。今年度の活動を土台に、どんどんよりよく形を変えて行かねばならないものです。
このプロジェクトにおけるJanicaの役割は、文化庁が本来するべき『プロジェクトが当初の規定通りきちんと公正に遂行されているかどうかの確認・指導』の代行であり、文化庁からそれを委託されているという立場です。
今回のプロジェクト終了時にそれらの事実報告をし、プロジェクト内容の問題点を提起し、次回の改善案を出すまでがJanicaの仕事だと思います。
それを受けてこのプロジェクトをどう変化させていくかは文化庁の判断によるところで、次の監査をどこに委託するかについても文化庁次第ということです。
今回の功績を認められれば再び受託できるのかもしれないし、また別の組織が受けるのかもしれない。たとえ次回受託できなかったとしても、この一件はアニメ業界においての貴重なムーブメントになったのではないかと思います。
声を上げれば少しでも何かが変わる。逆に、動かなければ何も変わらない。それが目の当たりにできただけでも進歩だと思います。
私が思うに、この業界の人は外に対して声を大にすることが苦手で、ついつい飲み込んでしまうケースが多い
それどころか、環境に不満があってもそれをおおっぴらにすることをだと思うことすらある。
このブログでも何度も言っていますが、それは恥でもなんでもありません。当然の権利です。
偉大な先人たちが我慢してきたことなのだから、自分たちも我慢しなければという考えは持つ必要はありませんし、もしそれを強要するような先輩がいるならば、それは本当にあなたのことを考えてのアドバイスではありません。自分自身がされたことを後続の人間にさせて憂さ晴らししたいだけです。
ここ20年でアニメ業界も大きく変化してきました。
デジタル作業が主になり、今の若手さん方はスタートからしてデジタル。作り方自体が我々が新人であった頃とはそもそも違うのです。
それによって負担が軽減された部分もあるでしょう。しかし別の部分では増加もあるはずです。それらは我々古い型の人間の尺度では測れませんし、我々の観念の中に押し込めてはいけないのだと思います。
今この現在に生きている彼らにしかわからない苦しみがあるのだから、まずそれを理解することが我々にも必要なのではないでしょうか。
ただ我々も、話の分かる・・・ただ子供に甘いだけの親になるつもりは毛頭ありません。若手さんにも自分の仕事に対しての姿勢を振り返って頂きたい
喰えない喰えないとよく聞きますが、仕事場にテレビやらインターネットをする設備やらを揃えておいて『喰えない』もないもんです。世の中にはパソコンはおろか、照明以外の家電を持てずに生活している人たちがいるのです。
それだけの設備を持っていながら喰えないのは、単にお金の使い方が下手なだけです。ついでに言えば時間の使い方も。
仕事場に長くいるとたくさん仕事をしているように感じますが、結果は上がった物の内容や数で明確です。仕事場にいる間、どれだけ仕事に集中していますか?
あなたが欲しいと思う報酬に見合った分、ちゃんと仕事はしていますか?今一度考えてみて下さい。
思い当たる所があってやいのやいの言ってた人はただの非常識人として周りに評価されてしまいます。気をつけて。

しかし、これらを全てクリアしてもなお、生活苦に悩む若手さんはいます。マジメで、勤勉で・・・なので技術もちゃんと身に付くのですが、いかんせん交渉術に暗いため利用され易い
いつもしんどいカットやスケジュールのない仕事を任されて、コツコツと黙って仕事をするもんだから体を壊してしまうような人。
こんな人には手を差し伸べたい。でもこういう人に限って弱音を吐かないので、差し出す手が間に合わないのです。

だからJanicaがもっと業界内に浸透して、差し出された手の在処がわかって、それを求め易い環境になってくれれば本当に嬉しいです。
前述した通り、今の若者の本当にしんどい部分は、我々オールド世代には正確にわかりません。なので、今後の運営は、若い人たちが率先して活動して欲しいと思います。
この先の業界を支えて行くのは今の若い世代ですからね。
かといって突然ポンと任されても、どのように動いたらいいか見当もつかないでしょう。
それをサポートするために先輩方が居られるのであって、そこは甘えていいんじゃないかと。ノウハウを間近で見て、盗んで、そしてゆくゆくは自分たちの求めるやり方へと進化させていけばいい
Janicaという組織は、あなた方が抱えている不満を代弁してくれる性質の組織ではありません。
あなたが『こういうことがやりたいけれど、どうやったらいいのかな』と行き詰まった時に『じゃあこうしてみたらどうよ?』と一緒に考えてくれ、時には手伝ってくれる・・・自分一人ではできなかったことを実現するためにみんなで頑張ろうという団体だと思います。
まずはあなた自身が動く事をしなければ、あなたが望む環境は得られません。
若い世代の能動的な活動に期待しています。

コメント

若手育成の意味

2011-02-13 09:35:15 | 仕事
予告通り、若手育成プロジェクトの目的についてのあくまでも私見を書きます。

今回のプロジェクトに関しては、予算配分について賛否両論出ています。
というのは、プロジェクトにおける作画の対価が、現行の一般的な報酬に比べ3倍にもあたる高額設定であるからです。
『3倍』ときくと一般の方々はもの凄い高額なものを想像されるかと思いますが、元々の価格設定が低いということは念頭に入れて頂きたい。まずその価格設定の低さが問題になっている業界なのです。
だからといって、一気に3倍に賃上げ要求するためのプロジェクトではありません。その目的に関しては後述しますので、『贅沢言うな!』とか反射的に反応しないようお願いします。

『1作品におけるそれらの対価設定を下げて、募集件数を増やすことはできないのか』・・・そういった意見がでるのも理解できます。それも一つの考え方だと思います。
しかし、私は今回のケースはこれでよかったと思っています。
このプロジェクトの目的は、貧困に喘いでいる若手アニメーターの生活を一時的に救済するだけのものではないからです。
そもそもが、一回こっきりの育成メニューで生活が安定したり、個人の技術が飛躍的に向上することは考えにくいですよね。
もちろんプラスにはなりますが(そうでなければ育成の意味がありません)、このプロジェクトを通過したらそれでもう一人前みたいなことにはなり得ません。
だからこれは、単純な技術の向上だけを目的とした価格設定でないということです。
もう一つの目的は『プロとしての意識の向上』

今の通常の作業環境ですと、前述した通り価格設定が低くスケジュールも少ないため、殆どの場合リテイクができなくなります。勿論ダメな物はダメなんで直すことはしますが、直すのは作画監督であったり演出であったり。
『リテイク』という名目でありながら、本人に戻る事が無くなってきているのが実情です。非常に残念なことですが。
『スケジュールがないから』『これを返すと当人の生活に響くから』・・・と返さなくなってしまったために、当の本人はどこが悪かったのかわからないままに、その『ダメな』レベルが当たり前だと思い込んでキャリアだけを積んで(これをキャリアとは言わないかもですが)しまいます。
これではまったく技術は向上しませんし、リテイクをする・・・先方が納得するまでのブラッシュアップをするという習慣が身に付きません。
今回のプロジェクトでは充分なスケジュールと充分な予算を確保することにより、そのブラッシュアップを可能にしました。ダメな物は10回でも20回でも書き直す。

そう考えれば3倍という価格設定は、リテイクを出す側が気兼ねなく返し続けるために必要な数字です。下手したら1カットに一ヶ月かかってしまうことを考えるとむしろ足りないかもしれませんが、ここが限界でしょう。
現実の設定価格とあまりにもギャップがですぎると通常業務に戻れなくなりますから。
育成対象である若手さんには、これによって自分の今の力量を知り、対価分の仕事を完遂する責任感を養って頂く・・・それがこのプロジェクトの一番の成果になるのではないかと私は思います。

ここまで読んで、『甘ったれんな。プロなんだからそんな意識初めから持ってて当然』と思われる方も多いでしょうが、現在において味噌を自宅で作る若い人たちが殆どいないのと同じようなことだと考えては頂けないでしょうか。
仕事初めの段階からそういう環境であったなら、そこに思い到らなくても仕方がないかな・・・と。
こういう環境になってしまったのは我々40オーバーからの世代の責任で、本当に申し訳なく思っていますが、だからこそ今の段階でプロとしての意識を芽生えさせて頂きたく、このプロジェクトに賛同している次第です。
このプロジェクトに参加された若手さんには、これが終ったからとそこで留まることなく、今回培ったものを生かしてさらに技術を伸ばして頂きたい。
単価が増えることだけに満足しないで、それによって今まで難しかったスキルアップが可能になった事を認識し、今後は自らの意志で精進して頂きたい。
お金よりも何よりも『誰にも奪えない固有の財産』になるものを得られるチャンスであると分かって欲しい。
お金を稼ぐためだけにこの業界に入った訳ではないですよね。
プロジェクトが終了した後はまた通常の仕事形態に戻ってしまうかもしれません。でも芽生えたプロ意識だけは手放さないで下さい。それこそがあなたの固有の財産です。
その財産はあなた方以外に守る事ができません。それを守る支援は他人にはできません。
自身の人生です。自身で大切にして下さい

後、『何故アニメーターだけ!?若手育成なら演出も若手にしろ』という声をききますが、それは誰が育成するのでしょう?
育成するには『育成される』人と同じだけ『育成する』人が必要です。
全てのパートを一気に若手にしてしまったら倍の人数必要になりますよね。ただ作品を作らせたら育成・・・ということにはならないので、指導役が必要ですから。
なので、今回はアニメーターに絞ったのではないでしょうか。演出育成に関してはまた次の機会に設けられるかもしれませんし、アニメーターに比べ1作品についての必要人数が少ないので、こういったプロジェクトでなくて会社単位でも育成は可能だと思います。まずは会社に掛け合ってみましょう。
自分が尊敬する監督さんのところにギュウギュウ押し掛けて行くのも一つの手段。とにかくまず動いてみる事が重要です。
王子様は待っていても現れませんよ~

次はJanicaの今後の運営について思う事を書こうかと思います
コメント

Janicaについて

2011-02-12 18:02:12 | 仕事
一般の方々には何のことかわからないかもしれません。
昨年の3月あたりに書いた記事についたコメントで、この団体について触れられていたので(恐らく私の見解を求めての書き込みだと思われたので)、親記事にしました。
なので、興味の無い方は是非爽やかにスルーして頂きたい。

まず、Janica『日本アニメーター・演出協会』のことで、現在のところはアニメーター・アニメ演出を生業にしている者、またその支援者の集まりです。
私もこの団体に正会員として所属しておりますが、コメントのついた親記事『守られるべきものは・・・』を書いた時には、実はまだこの団体の存在も知りませんでした。
そもそもこの親記事を書いた事がきっかけで、Janicaへの入会を勧められたというのが発端だったと思います。
勧誘を受けたとき活動内容をきかせて頂くと、『文美国保(芸術家に優しい設定の健康保険です)への加盟手続き』や、『新人アニメーターへの住居支援プロジェクト』など、我々の生活を楽にしてくれる運動を一生懸命してくださって、とても優しい組織だなぁと思いました。
文美国保に関しては、ある程度の収入に達しないとその恩恵は感じませんが、安価な賃貸物件などは、まさに仕事を始めたばかりの新人さんにはありがたい情報ですよね。
私は、生活苦のためにせっかく持っている能力を生かせずにやめてしまう若手さんを何人も見てきたので、何か手助けができないかとJanicaに入りました。
その直後、大きな問題が浮上・・というか、おそらくその前からその問題はあったのでしょう。
非常に大きなプロジェクトが動いていて、その運営方法に関して理事会が二分してしまいました。
ニュースにもなっていることなのでご存知の方も多いと思いますが『若手アニメーター等人材育成事業』です。
今年度の事業は、そもそもプロジェクトマネージャの立案した企画が通ってのことなので、結果としてその方針に沿った形になりました。その成果である作品は、3月頃一般にも公開されるようになっています。
ただ、この一件が今後の組織の運営方針に大きく影響したことはもう隠し様もありません。
本来ならこのような大事になるべき案件ではなかったと思います。
コメント返しにも書いてありますが、双方の本当に微妙な意見の取り違いで、冷静なる第三者(ここ重要。どちらに対しても中立な立場の個人)をたてて面と向かって意見を戦わせれば、身内の中で解決できたのではないかと残念でなりません。
元々は同じ志・・・アニメ業界をより良くし、盛り上げるために集まった人たちなのだから。
この一件、私が客観的に見たところでは、それぞれにサポーターがいて、サポーターは自分の応援する人からの情報のみを受けて、しかもそれをネットなどで広めてしまうため、全く公正な意見交換がなされないまま大事になってしまったという印象です。
私がこの件に関して今まで無言でいたのは、この件に興味が無かった訳でも、無視を決め込んでいたわけでもありません。
当事者でない私が、偏った情報のみで自分の中にファンタジーを作り上げてそれを公開してしまうことは非常にアンフェアだと思ったからです。
必ず、明かされていない『やむにやまれぬ事情』というものが、双方に存在していると思います。
当事者である人たち同士ですら情報をきちんと交換できていないからこそこんな大事になってしまったのに、途中から参入した私が事の真相のどれだけを知れたというのか。ほぼ0に等しいでしょう。
なので、私も少し冷静になって、判断を誤らないよう正確な情報を待つ事にしました。
会員の皆様につきましては、この程度の私の意見を聞くよりは、当事者の方々、双方の意見を冷静に聞いて、今後の運営方針に関してお考え頂ければ幸いです。
私も本当はもっと何かの役に立てるのではないかと思っていたのですが、入るや否や体を壊し、今は仕事と治療のバランスを量るので精一杯になってしまいました。これでは役に立つどころか迷惑をかけるばかりです。
なので、今後は自分にできる範囲(講座などのイレギュラーな作業)でお手伝いしていこうと思っています。

大分長い文章にお付き合い頂き有り難うございました。
次はこの『若手アニメーター等人材育成事業』の目的に関しての私なりの見解とともに、私が新人さんに望むことを書きたいと思います。

コメント