私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

 56 マスターズ

2009-01-25 04:20:15 | weblog
プロゴルファーに転向1年目の石川 遼選手(17)の活躍が目覚ましい。プロ転向時のスポンサー契約総額は20数億円といわれ、獲得賞金もいきなり1億円を超えた。賞金ランキングは国内で5位、世界でも60位に入りその人気もうなぎのぼりで留まるところを知らない勢いだ。
また、昨日の報道では世界のマスターズ・トーナメントに石川選手が特別招待されることやその前哨戦である米ツアー3戦にも招待されることが決まった。
世界の最高権威であるマスターズには、本来出場資格はないが「石川選手は若いが、招待にふさわしい技術と競技力を持っている」と会長やマスターズ委員会が惚れこんでいる。彼のプレーを通じての実力・ゴルフ観・語学力はもちろんその明るさ、謙虚さ、礼儀の正しさやゴルフへのひたむきな取組み姿勢が関係の組織やファンに好感を持たれ、そのスター性が評価されたのではないだろうか。
この正月、私は父親石川勝美氏の著した「バーディーは気持ち」を購入し読んでみた。怪童石川遼君がここまで成長してきた様、暖かい家族愛、ゴルフへの夢等が克明に記録されている。この親の指導のもとに遼君のゴルフはスケールの大きなものになっていく。彼はより遠くにボールを飛ばし、スコアーよりもバーディーに比重をおき、多くのギャラリーを引き連れて歩くプレーヤーになってマスターズで優勝するという途方もない大きな夢と哲学を持っている。波に乗れば大きな利益に繋がる産業だけに、一時脚光を浴びたが低迷を続けるミシェル・ウィー(米)嬢の轍を踏むことのないよう遼君の無限の可能性に期待している。