無縁供養塔を見ていると、墓の入口近くに多くあるように感じます。民俗学的考え方はともかく、有縁無縁にかかわらず、入口で供養塔にも礼を欠かないで墓域にはいるという考え方はだいじなような気がします。
今、無縁塔は墓石もまつられていて、独特な風景を作っていますが、今後は、だんだんと一つの供養塔に骨だけを納めることになってゆくのでしょう。
無縁さん(金谷のお寺 金谷町)
地元の人はこの墓地に行くとまず、この無縁さんをおがむそうです。焼香台の奥に、写真では見えませんが丸い石がありました。ちなみにこの地は支藩の宍戸藩で、神道式墓はないそうです。
有縁無縁供養塔(関鉄米沢町入り口バス停近く)
明治25年に建てられた供養塔ですが、これなどは、街道で亡くなった人の供養なのでしょうか。南無妙法蓮華経と刻まれていますので、日蓮宗の関係者によって建てられたものなのでしょう。
為無縁精霊供養(薬王院 元吉田町682)
古い由緒あるお寺だけに、整然と数多くの古いお墓が並んでいます。
三界万霊之塔(長福寺 塩崎町1135)
長福寺は古い石仏が多いお寺で、ここと、その隣で沢山見ることができます。
無縁供養塔(香積寺 渡里町111)
墓石として作られた如意輪観音がたくさんありました。ヤマザクラの古木と向かいあってあります。