
表紙の背景自体にNUAの参加写真を含めた今年のウクレレ・フェスティバルの写真を敷き詰めているだけでなく、本文中にも私の書いたウクレレ・フェスティバル・レポートがまるまる1ページ掲載されています。
さらにはご存じshu-sanのアレンジになる「千の風になって」のタブ譜に加えて五十嵐有爾さんと高木悌次郎さんというウクレレ大御所おふたりのご紹介とハーブ・オータ・ジュニアの新作CDの紹介という「ウクレレ特集号」になっています。
おまけ(?)に私の著書「ウクレレ快読本」についてのインタビュー記事も掲載されています。
この雑誌は一般の書店で発売されていないのでなかなかごらん頂く機会がなく、申し訳なく思い、下記に「ウクレレ・フェスティバル報告」記事をテキストで転載いたします。
ウクレレ・フェスティバル旅行記
マット・コバヤシ
例年7月の最終日曜日に開催されていたウクレレ・フェスティバルですが、今年はホノルル市の手違いからでしょうか1週前の7月22日(日)となりました。このため毎年五十嵐有爾さんと今村讃さんのウクレレ・デュオをベースでサポートしていた加瀬明夫さんも休暇が取れないとのことで、今年は私自身日本ウクレレ協会(NUA)としての出演のほか五十嵐さんたちのバックも務めることになりました。
NUAの出演は今年が5回めになりましたが、ウクレレと唄に加えて毎回好評をいただいていますミカ・ケアレ・ゴトーさんのハラウの皆様にフラを踊っていただいたことで、今までにもまして華やかなステージが実現できたと思っています。
今年は日本からの出演者としては毎回参加の記録を更新中の五十嵐さんたちのほか、鴻池薫さんとアネラのデュオ、関西で活躍中のウクレレ・デュオTTCafé、同じく関西の衣川先生のグループ、東京のクウレイ・フクモトさんのグループそしてNUAと参加数が6組と大変多かったことが印象的で、日本のウクレレ演奏レベルが認識されてきた表れではないでしょうか。
プロの出演者としてはロイ・サクマの秘蔵っ子グループのホルナペとマノアDNAが喝采を浴び、大御所のオータサンとナンドー・スアンの演奏にはMCのダニー・カレイキニが1曲唄うという演出もあり会場を沸かせました。そしてトリには久しぶりにジェイク・シマブクロが登場して一段と深みの有る演奏を聞かせてくれました。
一方、昨年のナ・ホクの「ソング・オブ・ジ・イヤー賞」を獲得して人気が高いジャック・ジョンソンが「サプライジング・ゲスト」として登場したときには周囲の売店に群がっていた観客たちが、一斉に舞台を見るために走って行ったのには驚かされました。
今年のツアーではウクレレ・フェスティバルの前にまず少人数でカウアイ島へ、そしてフェスティバル後には半数のメンバーがハワイ島またはマウイ島へ行く、という駆け足旅行でしたが、カウアイ島ではシダの洞窟行きの船で知り合った旅行客のかたが船長に掛け合い、我々の船内オンステージが実現するというハプニングがありました。
一方ハワイ島ではヒロに完成したばかりの「ハワイ日本人センター」を訪問して日系二世の皆様と楽しく歓談したり演奏したり、と有意義な時間を過ごしました。そしてキラウエアとマウナ・ケアにものぼり、マウナ・ケアのビジター・センターでは12年に一度だけ咲くという銀剣草の開花に遭遇するという幸運にも恵まれました。
フェスティバルの開催日が一週間前倒しになったため、当初はフェスティバルの「前宣伝」のつもりで設定されていたオータサンのホノルル動物園コンサートをフェスティバルの翌週見にいきましたが、オータサンとナンドーによる2時間に渡る熱演を十分に堪能してきました。11月に開催されるこのふたりによる日本ツアーが楽しみです。
書店には無いのですね、探すところでした、、、
銀剣草の写真をたかさんが古河で見せてもらったらしいのですが、ネットで調べても、みな花が咲いてません。開花も短いそうですね。
これまた素晴らしい!!!
私の師匠と、大御所です。この写真の部屋で私もウクレレ弾いています。
・・・・年間購読、いいお値段です。