１０月２日

安倍晋三第４次改造内閣が発足しました。安倍総理は今回の内閣を「全員野球内閣」
と説明しましたが、社会保障の全世代型への移行作業やアメリカと中国の貿易摩擦、
ロシアとの平和条約締結など、課題は山積しています。
沖縄県知事選挙では辺野古移設に反対する野党候補に敗れてしまい、来年の参議院
議員選挙に不安を残しています。安倍総理は２０２０年の東京オリンピックを経て
任期を全うしたい意向でしょうが、その道のりは平たんではありません。
また、初入閣の議員が多く、その中からスキャンダルを生み出してしまう恐れも
あります。本当に野党が一つになってまともな政権交代に動き出すのか信用できない
以上、国民の期待を裏切らない政治を粛々と進めてほしいです。

１０月１日

京都大学の本庶佑特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞することになりました。
免疫を抑制するブレーキ役のタンパク質「ＰＤ−１」を発見し、小野薬品工業の
がん治療薬「オプジーボ」としてがん治療に役立っています。
タンパク質が発見されたのが１９９１年ですから、受賞まで３０年近くかかって
います。それだけ、研究には長い時間が必要ですし、それを支える時間や人財も
不可欠です。日本の研究環境は必ずしも整備されていない、と指摘する関係者も
いるだけに、安倍政権ではそうした研究環境の向上にも動いてくれればと願わず
にはいられません。