![]() | ローマ人の物語〈26〉賢帝の世紀〈下〉新潮社このアイテムの詳細を見る |
東京-札幌の機中、やっと読み終える。
ネロ皇帝という、カエサル以降の血のつながりが途絶え、混乱のあと新たな血によって栄えるローマ帝国。
トリアヌスーハドリアヌスーアントニウス、この三代を賢帝の時代と塩野七生はよぶ。それはちょうど日本の戦後60年と同じ長さの平和な時。それはとてつもなく退屈な時代。
支配される側にとっての賢帝とは「安全」と「食:を保証してくれ、何も変えない「保守」。
そして賢帝の人物像は_Virtus. 日本語では「徳」と訳すのがいいという。
そして、2,000年後。この原理はなにも変わっていない。
ちなみに、その時日本は、たったの一言でしか残ってはいない。倭国。
最近、かの核実験をやった国が怒りに任せて、日本を「倭」と呼んだ。
遠い海の果てに、人に委せておけばいい(「倭は字面から行くとそういう蔑称:そんな話どこにも書いてはいなし、教えられてもいない、しかしそれ以外に考えられない。誰か知っている人がいれば教えて欲しい)島だったのである。文明の中心、大中華からみれば。

昨日、最近学位を取った学生のポスドクとしてのドイツでのとりあえずの居所が決まった。それをネタに部屋にあったワインで乾杯!うまい!いまポスドクで私のところにいるフランス人が買って来たもの。まろやかな赤!
2晩大学へ泊まった後の疲れもあってか、一気に酔いが回る。でも、学生の行き先が決まるって本当にうれしいね。これで一人前として巣立っていけると。これって子供が希望していた就職先へ決まる時の安堵感と同じだと、気がついた。少々寂しくはなるが、それよりも喜びの方が大きい。これってきっと生命の本能だね。かわいい子には旅をさせろ。生き抜く強い子を育てるためには、谷底に子を落とすライオンなんてのもあったな。
ん!?そうか、学生諸君!
愛をもって谷底へ落とすぞ!?アメリカでの学会発表を成功させるために。
2晩大学へ泊まった後の疲れもあってか、一気に酔いが回る。でも、学生の行き先が決まるって本当にうれしいね。これで一人前として巣立っていけると。これって子供が希望していた就職先へ決まる時の安堵感と同じだと、気がついた。少々寂しくはなるが、それよりも喜びの方が大きい。これってきっと生命の本能だね。かわいい子には旅をさせろ。生き抜く強い子を育てるためには、谷底に子を落とすライオンなんてのもあったな。
ん!?そうか、学生諸君!
愛をもって谷底へ落とすぞ!?アメリカでの学会発表を成功させるために。