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「進化する強さ(クルム伊達公子)」という本はとてもオススメ!

2012年10月05日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

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 この「進化する強さ」という本は、プロテニスプレーヤーのクルム伊達公子さんが、テニスに人生をかけていた引退する26歳までの時代・テニスから離れていた時代・37歳からテニスに再挑戦した現在までに様々な経験を経て学んだこと・感じたことについて素直にまとめたものです。

 真面目に前向きに人生を考えていることがよく分かりましたし、人生をより良くするために自分を進化させるヒントについてたくさん書かれていて、とてもオススメな本ですね!

 特に意外と思ったのは、高校生になるまでテニスで優勝したことがなかったとのことで、逆に何としても強くなりたい・負けたくないという思いがずっとあったからこそ、努力を続け成長できたようです。

 また、人生にムダなことは何一つなかったとのことで、コートで学んだことを人生に活かし、人生で培ったことをコートで反映させているというのは素晴らしいと思いましたね。

 そのほか、結婚相手のF1レーサーのミハエル・クルム氏との出会いや結婚生活、体調管理、悪い流れをブレイクする方法などについても書かれています。

 「進化する強さ」という本はとてもオススメです!

なお、児童向けに「負けない!挑戦することは楽しいこと」も同時発売されていて、こちらも読みましたが具体的に試合に勝つ考え方や練習方法等分かりやすく書いてありとてもオススメです!

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以下はこの本のポイントなどです。

・以前の私は、勝ち続けることにこだわるあまり、堅い殻で心を覆っていました。しかし今は、強さの質が変わりました。つらい時は素直につらいと言えますし、弱さも見せられるようになりました。経験から得られた心の余裕なのかもしれません。ためこんで頑なになるより、多少弱音を吐いて消化したほうがいいこともあります。いつも強気でいる頑なさの代わりに、しなやかさを手に入れました。周りに見せる強さではなく、やっと自分に勝つ、内なる強さを身につけることができたと思います。

・時が過ぎて状況が変われば、苦手なことも好きに変わる可能性がある。人はいつだってチャレンジできる。思いこみや心の中のブロックを外せば、克服できるどころか、楽しみさえなると確信できたのです。

・私は、専門的複数の情報を得たうえで、納得できるものなら、素直に従います。それでどういう結果が出ても自分の責任でs。信頼できる人から判断材料を集めて、自分が納得できれば、それが答えになるのです。

・いつも後悔だけはしたくないので、その時々で最善の道を選んで突き進むだけです。信じて進めば、また別の道が見えてきます。人生は終わりのない旅をしているようなものです。山あり谷ありの道だから楽しいのではないでしょうか。ずっと同じ道だとしたら、嫌気がさすと思います。景色が変わり、道が変化するから、面白いのです。いつも難しい課題を与えられているほうが、生きている実感が得られると思います。つらいことがあるほど、そこから脱け出すために必死になる。のめり込んでいる時のほうが人はイキイキできます。意志も強く持てるし、迷いもなくなります。テニスも人生もなかなか簡単に勝たせてくれないかこそ、やりがいがあるのです。

・自分の得意なこと、好きなこと、これだけは譲れないもの、大切にしているもの-その部分だけはどんなことがあってもあきらめない。傷つくことや失うことを恐れて本気にならないのは、最初から負けているということ、戦っていないということです。もっと負けず嫌いになってもいいと思います。負けず嫌いは、強くなるには欠かせないメンタリティだと思います。

・失敗から逃げずに、答えが出るまで突き詰めて考えることは大事なことです。イヤなことはすぐに忘れて、振り切って前に進むよりも、前向きな内省-原因を深く考えることは、同じ過ちを二度と繰り返さないために必要なことなのです。

・自分の状態を知るためには、ある一定のルールを作り、それを試してみことです。例えば、同じ時間に起きる。同じ運動を毎日やる。寝起きに軽くストレッチをする。仕事に行く時にちょっと走ってみる。何でもいいですが、いつも同じ動作をやってみると、その日の状態がよくわかります。規則正しい生活は、健康を維持するためでもありますが、自分の体調や精神状態の違和感をいち早く察知できるバロメーターにもなります。ルールを守るのは、根気がいりますが、少しの異変にもすぐに気づける利点があるのです。

・テニスでは、逆転劇は日常茶飯事です。一方的に劣勢になっていても、次の瞬間から一気に追い上げて同点に持ち込み、逆転するということはよく見られる場面です。だからなのでしょうか、私はテニス以外の生活でも、ちょっとやそっとのことでは、まずあきらめません。たとえ、もう無理だろうという時であっても、何か解決策があると信じているのです。積極的に流れを変えようと策を練ります。それは、鋭いサーブをブレイクするのと同じ。調子よく相手が決めているサーブをいかに崩して、流れをこちらに引き寄せることができるかです。例えば、相手にサービスエースを1本、2本とバンバン決められたとする。そんな時は、少し立つ位置を変えてみるのです。横に寄ってみたり、斜めに行ってみたり。立ち位置を変える。視点を変える。すると、自分から見えるものが違ってきますし、相手からの見え方も変わります。狙いはそこです。わずかな変化で、情勢がガラッと変わることがあるのです。または、間をとる。それだけで相手の勢いが止まります。止まれば、相手は考えます。考えなしに向かってくる、波に乗っている相手は脅威ですが、崩すことはできます。大きな作戦でなくても、ほんの少しの変更でダメージは与えられるのです。だから、私は、速い球に圧倒されるような場面も決して心が折れることはありません。どんなことでも、必ず道があることを知っているからです。ポイントを取られたら、取り返す。挽回はいつだってできます。もうダメだという時でも、あきらめさえしなければ、起死回生はできるのです。

・1分たりとも時間をムダにしない。そのほうが精神的なストレスがありません。それは、1分でどれだけのことができるかを体感で知っているからかもしれません。1分あれば、試合の流れは変えられる。1分あれば逆転できます。時間は貴重。どんな1日であっても、有意義に過ごしたいと思っています。

・何としても強くなりたい、負けたくないという思いがずっとありました。それで頑張れたのではないでしょうか。勝ちたいと思う気持ちが面樽を強くしたのだと思います。もし、子供の時すんなり勝っていたら、難なく勝ち続けていたあ、その努力をしたかどうかはわかりません。すぐに勝てなかったからこそ成長できたのです。なかなか勝てないからこそ、やりがいがある。それをクリアした時にこれだけ自分はやったのだという確固たる自信が持てるのだと思います。

・身体が故障したら、どうやって回復を早めるか。それは、よく食べ、よく寝て、いいドクターに出会うこと。そして、人の言葉に耳を傾けることだと思います。足の爪の専門ドクターや手の指のケアのスペシャリストなど、かなり細かいところまでアドバイスを受けにいきます。時にはツアー途中の調整日を使って、必要ならばどんなに遠くても専門家に会いに行くこともあります。

・「同じ買うなら、その時の流行りではなうて、長く使えるもの、歴史のあるもの、本物を買え」と怒られました。小浦さんは、すべてにおいて徹底していて、私に英会話を習わせるにも、アメリカ大使館の知り合いにお願いしたり、まだ新人の時から海外の大会で決勝戦に出るような選手と同じ時間に同じような食事をさせるなど、とにかく細かくこだわっていました。グランドスラムを目指して、テニスのことでうるさく言われた十代の頃から、それと並行して、せっかく海外の大会に出るのなら、遠征先のその土地の歴史も学べとも言われていたのでした。一流のプレーヤーたるもの、持ち物も本物、知識も豊富でないといけないとばかりに、小浦さんはそんなことまで指導してくれていたのでした。本物志向はその頃から始まりました。家具も食器も、歴史のあるブランドで、いいものを目利きして選ぶ。それは、その後ずっと私の習慣になり、今も続いている大切な趣味の一つになりました。そうやって選んだ一つひとつのアイテムたちには愛着があり、心を和やかにしてくれるのです。

・一度のケガで落ちた苦しみから這い上がったこと。ケガをするのは必ずしもマイナスではなく、それを乗り越えた時にプラスになるということ。あの時に経験した感覚をもう一度思い出すことで、気力も体力もギリギリの状態で戦う気持ちを持続できたのです。過去に壁を乗り越えた経験は、今に生きて未来につながるのです。

・若い選手にとっては私の経験が脅威に思えるようで、対戦するとやりづらいと言われます。試合のプランを立てて、途中で戦術を変えたり、パワーのかわりに頭を使って、ショットを決めたり、経験の差でプレッシャーをかけます。力で攻めてくる相手がペースダウンするのを待って、攻撃をしかけてみたり、相手のクセを見て表情で精神状態を読んで、次はどう対応するかを考えるのが面白いのです。私はつくづく章bの世界が好きなのだと思います。簡単に答えや結果が見えることにはやりがいを感じない。難しいからこそ、モチベーションが上がる。今までも楽にクリアできない目標設定ばかりを掲げてきました。チャレンジすることの楽しさを味わうと、そう簡単にはやめられません。いつどこでキャリアが終わってもおかしくないけれど、欲はふくらむばかりです。やればやるだけやりがいが出てくるのですから。あとは直感で、心の声に素直に従って決断をするだけです。きっと今の経験は、引退した後の将来の自分に必ず返ってくると思っています。

・私の人生にムダなことは何一つなかったということです。コートで学んだことを人生に活かし、人生で培ったことをまたコートで反映させられるのです。苦しいラリーが続いたり、大事なポイントを取らなければいけなかったり、様々な場面が待ち受けています。何を求められているのか、何をしなければいけないのか、その選択はコートの中でも、人生でも、今もずっと続いています。

・どんな時でも笑顔でいることは、自分も周りも幸せにすると思います。笑顔は忘れずにいたいものです。

<目次>
はじめに
第1章 心はいつも進化を求めている
 内なる強さを持つ
 どんな時も真っ向勝負で闘う
 思いこみや心のブロックをはずしてみる
 身体の反応に任せて全力でやってみる
 本気で取り組む意気込みを切らさない
 踏み出す勇気を持つのに、年齢は関係ない
 納得できるまでは判断しない
 楽しいから、頑張れる
 年を重ねると、雑音に惑わされなくなる
 自分の責任で選択する
第2章 限界は自分で決める
 心と身体の声を聞くことが、肉体を強くする
 継続は同じことの繰り返しではない
 必死に生きるから面白い
 本気で戦わないのは負けているのと同じ
 失敗の原因はとことん突き詰めて考える
 手の内を明かさない駆け引きも必要
 チャレンジすることは生きている証
 攻めの姿勢は崩さない
 モチベーションがある限り、終わりはない
第3章 弱さを認める
 進路変更も取り入れる柔軟さを持つ
 人生の喜びは「勝つ」ことではない
 寄り添ってくれる存在のおかげで、今の私がいる
 熱くなっている時は物理的に距離を置く
 慰めも励ましもタイミングが肝心
 怒りは発散して後に残さない
 無理の度合いを見極める
 「緊張」を味方につける
第4章 準備を万全にすればどんな勝負も怖くない
 体調のバロメーターを持つ
 今やっていることの結果は3ヶ月後に出る
 情報があったほうが冷静になれる
 ストレッチや治療など、身体のケアを怠らない
 食事はこだわりながら楽しみ抜く
 時間がないからこそ、貪欲になれる
 どんな環境にも順応する力をつける
 相手によって対応を変える
第5章 悪い流れはブレイクできる
 些細なきっかけで流れを変える
 身体の不調を逆手に取る
 あきらめさえしなければ起死回生hできる
 立場が変われば気づけることがある
 いいも悪いも引きずらないのが鉄則
 オフを快適に過ごすことが集中力を高める
 ベストな状態は上向きはじめた時
第6章 本当の優しさと本当の強さ
 相手に求めすぎない
 感謝する気持ちを忘れない
 人に助けられ助けることで相乗効果になる
 大切なのは気持ちを伝えること
 誰かのために自分の人生を犠牲にしない
 古くからの友人を大切にする
 決断力のある人が好き
 運命の出会いは逃さない
第7章 ぶれない人生はここにある
 こだわりと割り切りのバランス
 スケジュールに隙間を作らない
 グレーゾーンも時には必要
 勝ちたい心が自分を育てる
 基本的な食習慣が生活を整える
 転機では直感に従う
 自分へのごほうびは形にしなくてもいい
 主張することで自分の意志を確認する
 あきらめずにやれることも一つの才能
第8章 身体の声を聞く
 毎日書くことで変化に気づく
 定番食を一つ持つ
 観察することで最善の対応ができる
 強い思いが治癒力を引き出す
 時間の感覚を身体にたたき込む
 不調でも対処できる自分を持つ
 インテリガで心地よい空間を作る
 音楽は好きなものをずっと聴く
 アスリート的な生活は肌を強くする
 表面ではなく、本質を見極める
第9章 楽しむことで人生は開ける
 子供の心でのめり込む
 目覚まし時計のない生活もいい
 興味の種火を消さない
 一流の物にあえてこだわる
 自分の好きな物を知っておく
 将来住みたい場所を決めておく
 読書は全く違う世界への入り口
 場のエネルギーを味方につける
 「教えすぎない」ことが重要
第10章 明日は変えることができる
 人への影響は自分に変化を呼ぶ
 覚悟を決めた時、展開は変わる
 壁を越えた経験は未来につながる
 大舞台へのこだわりを強く持つ
 経験は戦術になる
 テニスと人生のラリー
 トッププレーヤーの引き寄せる力
 時が来れば希望に変わる
 いつも笑顔でいられるように
おわりに


面白かった本まとめ(2012年上半期)

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