ムーンライトコンサートin高澤

昨日の夜、岐阜県の関市の山奥にある高澤観音境内でのムーンライトコンサートに車で行ってきました。
正式な名称は日龍峰寺と言い、京都清水寺に似ているところから、美濃の清水寺と呼ばれています。
本堂が崖にへばり付くように建てられた高澤観音と樹齢３００年ほど　高さ２０ｍ
の千本桧が夜空の中にライトアップされて、最高のロケーションの中に舞台はセッティングされていました。
昼間に降った雨も演奏会は始まると、ピタッと止み、篠笛の演奏が夜空の静けさの中にもの悲しくも切なくも、響き渡ります。
屋内の演奏会場では味わえない、自然の中で音色が夜空の中に舞っていく。
そんな感じさえしました。
地元の女声合唱団、コールＭＵＧＩの皆さん。
クールAMIの皆さんの演奏。
皆さん、歌う姿が美しい。とてもいい顔で歌ってらっしゃいました。
癖のないきれいな上品なハーモニーが印象的でした。
佐藤まゆみさんのソロも素敵でした。
歌詞が心にしっかり伝わってきました。
青木先生の柔らかなピアノの音色も優しく心に伝わってきました。
そして第２部は、松田昌先生のピアニカバンドの演奏。
今回は夜のライブを設定され、大人向けのジャズバージョンも取り入れられ、
昌先生のピアニカワールドに引き込まれていった感じでした。
小さな鍵盤ハーモニカでどうして、自由自在に多彩な音色が出て、アレンジ出来るのかと誰もが思われたことでしょう。

昌先生は私が３０年前、エレクトーンを勉強してたときは、あこがれ的な存在で、
大ファンでした。
昌先生のアレンジも大好きで、昌先生の編曲の楽譜を買いあさっていましたが、あまりのむつかしさに、いつも、まともに弾けたことはありませんでした（笑）

エレクトーンとピアニカ。
まるで相反する楽器ですが、
エレクトーンの様々なレジスト（音色）を弾きこなされてきたからこそ、
ピアニカという、小さな楽器でいろんな音色を出す、土台が培われたのかもしれません。
先生のピア二カは黒のガムテープが貼ってあったり、いろんな手業がされているのです。
だからこそ、カラスの鳴き声とか、車のクラクションの音とか多種多様の音が
出てくるのです。
先生の音に対する、音楽に対する、研究心はすごいなあ、、、、といつも演奏を聴いて感心させられます。
松田昌先生の率いるピアニカバンドがなんと、来年１月２４日土曜日
ドタママのプロデュースする第２回みんなdeコンサートに出演していただけます。

尊敬すべき昌先生との共演なんて、夢のようです。
まさに、音楽を、歌を続けてきてよかった。と思っています。

２時間の演奏会もあっという間に終わりましたが、真っ暗な山道を車で降りていくのは至難の業でした。
ヒロ君がボディーガードでついてきてくれたからこそ、なんとか帰ることが出来ましたが、一人だったら今頃、下山出来ていなかったかもしれません。（笑）
※ネコちゃんは、高澤観音に住み着いている高澤観音のアイドル的存在のマロンちゃんです。
演奏会中も、堂々と、聴衆の前を歩いて存在をアピールしていました。