ドタ日記

ドタの毎日の様子をエッセイで書き綴ります

京女同窓会

2010-04-11 23:38:35 | Weblog
早朝、岐阜を発ち京都東山七条にある京都女子大学の同窓会のコンサートに出演しました。
駅からプリンセスラインという、京女の学校前まで行く赤いかわいいバスに揺られること10分。
なつかしい、京女に着きました。
伴奏してくれるまこちゃんや、同窓生のナオコさんとの待ち合わせのの時間より早く着いたので、大学周辺を散策しました。
35年前は音楽校舎は馬町にあり、東山7条の今熊のから階段をおりて、通った道を歩きました。
舞い散る桜ときれいな洋館、そして、うぐいすが「よう、きはったね。ドタさん。お越しやす。」と歓迎しているように私には聞こえました。
馬町の古い校舎は、今はなくて、サークルのための校舎になっていました。
音楽校舎の隣に、当時はヤマザキパンのお店があり、
ピアノの練習に疲れたら、いつも大好きな生クリームが入ったクリームホルンを買っていました。
今はもちろん、ありません。
やわらかな京都弁でいつも私たちを迎えていたおじさんは、どうしているのだろう、、と
ふと、ヤマザキ屋のおじさんの顔が脳裏に浮かびました。

馬町から京女の正門に戻り、まこちゃんと、なおこさんとで、音楽棟に移動しました。
京都在住のなおこさん、そして、しょうださんも来てくださいました。
彼女たちには同窓会の度にお世話になっています。
今回も、リハーサルから付き添ってくださったので、心強かったです。
ドタママは演奏した中で最年長。
先日、横浜で演奏した、小さなノクターンとマッティナータをまこちゃんの伴奏で気持ちよく歌わせてもらいました。

演奏会が終わると、場所をハイアットホテルに移動しての懇親会。
なつかしい、恩師にもお会いすることが出来ました。
ピアノの島崎清先生は当時は、怖い存在。
廊下ですれ違うだけで、どきっとするような威圧感がありました。
あれから35年!
お年はお召しになられたけれど、やはり輝いておられます。
先生のスピーチの一言一言がウイットに富み、そして心に深く感銘されるお言葉を言われます。
「音楽は続けてこそ、意味がある。どんなに、若い頃上手な演奏家でも、年齢を経た演奏家にはかなわない。まだまだお若いみなさま、音楽を続けて、ますます活躍してください」とのお言葉を胸にしっかり刻みました。

亡くなられた先生もいらっしゃいます。
当時からお母様的存在だった、竹内美智子先生。そして光男先生、あいついで亡くなられました。
学生時代は先生のご自宅でお食事もみんなでお呼ばれしたこともあります。
当時の京女のアトホームな雰囲気は美智子先生と光男先生のお人柄が反映されていたのだと
思います。

卒論のゼミでお世話になった中原先生も来てらっしゃいました。
当時は46才の先生も素敵にお年を重ねられています。
久しぶりに大学時代の思い出話をして、ドタママでなく、ドタ少女に戻った一日でした。

そして、様々な場所で私以上にパワフルに活動されている、同窓生の方々に刺激された一日でもありました。
音大に行っていたら、きっと劣等生の私は挫折してたにちがいありません。
アトホームな学部だったからこそ、楽しくそして劣等生の私でもがんばれたのだと思います。
桜舞い散る京都、素敵な京都の一日でした。

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6 コメント

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いいなぁ~・・・京都! (ラヴィアンローズ)
2010-04-12 07:53:49
学生時代を京都で過ごしたなんて、いいなぁ~♡
と思ったドタママ日記でした。
お疲れ様でした。気持ちよく歌えましたか?

>「音楽は続けてこそ、意味がある。どんなに、若い頃上手な演奏家でも、年齢を経た演奏家にはかなわない。まだまだお若いみなさま、音楽を続けて、ますます活躍してください」とのお言葉を胸にしっかり刻みました。

私も、このお言葉を大切に、これからも頑張っていきたいと思います。素敵な日記をありがとう!^^
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素敵 (歌姫)
2010-04-12 14:03:42
京都にいらしていたんですね*
ちょうど桜の美しい季節に同窓会&コンサートとは、とっても素敵ですね*
それに最年長での演奏!!!
すばらしい!!!
学校を卒業したり、社会人になって働き出したりすると舞台に立って演奏することをほとんどの方がやめて閉めいます。
練習は大変だし、緊張にも耐えられないし、それに失敗に耐えられないから!
でも、演奏することも教えることも続けているから出来るのだと思います。
恩師のお言葉は本当に心に響きますね*
私もその言葉を頂いて、これからの頑張っていきます。
今年はきっと大きな舞台には立てないかもしれないけれど、小さなステージで着々と積み重ねていきます*
さあ頑張らなきゃ*^^*
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Unknown (きよみ)
2010-04-12 21:18:53
京都ライフとっても充実されてたようで、よかったですね♪
同窓会へ行くと、あの頃のわたし=少女のわたしに戻りますよね。
なんだか胸がキュンとして、ほろ苦い思い出でドーパミンがとうとうと・・・
私の娘が京都の大学へ行っていたので多少のご縁があり、何かにかこつけて何度も訪れています。
いつ行っても良い所で情緒にあふれ、言葉も優しく人柄もおっとりと優しい感じ。
神社や仏閣には感動しますし心が洗われます。
良い所にお住まいでしたね。
クリームホルン!!!なんか懐かしい響き!!
ニコニコ顔で頬張る先生の姿を想像して笑っちゃいました♪

ところで マッシーだけでなく住人さんのアッシーまでされて 本当にご苦労様です。
お世話係の星の下☆なんですよね。
良妻賢母ドタママに!! ブラ~ビ・ブラ~バ!
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ラヴィアンさんへ (ドタママ)
2010-04-12 23:02:32
学生時代は、京都がいいところとはあまり思いませんでしたが、卒業して、行ってみると、
本当に勉強するにはいい環境だったなあ、、、と思います。
お寺も多いしね。
私、お寺や仏像が大好きなのです。
仏像を見ていると心が癒されます。
ラヴィアンさんと京都ご一緒したいですね。


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歌姫様へ (ドタママ)
2010-04-12 23:09:32
私は、自分で言うのはおこがましいですが、大器晩成だと思っています。
若い頃はボッとしていて、スイッチがはいっていなかったけれど、
今の方が、いろんなことに好奇心があるのです。
やりたいことはたくさんあるけれど、限られた時間は多くなることはありません。
たぶん、やりたいことの、何分のⅠしかできないけれど、明日の自分は、後退するのでなく、成長している自分であるような生き方をしたいです。
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きよみ姫へ (ドタママ)
2010-04-12 23:15:01
毎日毎日が、ドタバタ劇場ですので、今度お会いするときには、漫才のネタの脚本はたくさんあります。
今日も、あっシー君いたしました。
大変と思わず、みんな漫才のネタに置き換える事が唯一の私の長所です、!
きよみ姫のお嬢様も京都の大学に行かれていたのですか。
いい青春をきっと過ごされたでしょうね。
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