ひとしくんのレッスン

昨日からいよいよひとしくんの声楽のレッスンが始まりました。
と言ってもまずは私とひとしくんの信頼関係を築くことが先決です。
ひとしくんが今日はスケッチブックを抱えて作品を見せてくれました。
切り絵の作品、自動車の絵　洗剤の細かい描写、
切り絵はお母様が切り絵がお得意でその影響でひとしくんもちぎり絵が大好きだそうです。

洗剤に貼ってあるロゴマークが好きなのはわが息子ヒロ君とも共通するところがありますね：

乱暴な言葉を覚えてよく使うので困るとのおばあさんのお話でしたので
ボードにあえて「うるせー」「大ばか」と書いてもらい（ひとしくんはとても字が上手です。私よりうまいのです）
これらの言葉を使ったら×マークを大きくつけました。
自閉の人にはオーバーに表現して視覚で示したほうがよく理解できるのです。
そう、まさる君ママがうまくカードなどで使われていますねマサルママ
レッスンは体操した後、発声をします。
うまくできなくてもあまり細かいことはいいません。
模倣をする意識をつけることがねらいです。

模倣ばかりでは緊張してしまいますので、ひとしくんの好きな「さんぽ」を行進しながら手でリズムを取りながら好きなように体を揺らせながら歌いました。
レッスンはひとしくんの１６歳という年齢を尊重して進めていくつもりです。
来週からは声楽の教本コンコーネも使っていこうと思っています。
教則本を持たせることで「声楽を習いに行く」意識を持ってもらおうと思っています。
レッスンのとき見せてくれる笑顔がとてもかわいいひとしくんです。