ドタ日記

ドタの毎日の様子をエッセイで書き綴ります

愛の挨拶(花に学ぶ)

2008-04-19 22:44:56 | Weblog
春になって私の朝の日課は庭の花々に愛の挨拶をすることです。
「おはよう!今朝も元気かな?嫌な虫はついていないかな?」とささやいて、じっと花を見つめるだけで、花はしっかり成長してくれる気がします。
横浜にいた頃の私は庭仕事が大嫌いでした。
一階のマンションの庭の草取りに悩まされ、きれいな花を植える心の余裕はまったくありませんでした。
花見はよそのお宅のきれいなガーデニングをもっぱら拝見しては心を和ませていました。
それが、今、なぜにドタママは花々と仲良しになったのでしょう?
岐阜に引越しして一年、
引越しした当初は広い庭の草取りに追われ、ぶつぶつ文句を言っていました。
しかし、花々は私がたいした世話をしなくても時期が来たら必ず可愛い花の姿を見せてくれるのです。
当たり前のようだけど不思議です。
冬の寒い時期も可憐な水仙が凛とした姿を見せてくれました・
水仙の花は3月になったら水仙畑と言われるほど数を増しました。

2月になったらピンクの梅も突然咲き始めました。
近所の人も「こんなに立派に梅がさいたことは始めてですよ」
と話してくれました。(ドタママのピアノと歌で咲き出したと勝手に思い込んでいます。ドタママはは花咲きおばさん?)
梅と水仙の花々に触発され、花屋の店先に並んだかわいい花々を買ってきては庭に植えています。
あれだけきらいだった草取りも毎日お花と挨拶していると抜くのも楽しいものです。
ただ、雑草と花が咲く草と区別がつかないドタママは間違って花の咲く草まで抜いてしまったことも度々あります。
これって子供の教育と同じですね。
子供の感性を大人の尺度で摘み取ってしまっていることってありますよね。
それと、、、
何でも早く出来たほうがいいという子供の早期教育も?・?間違っていると思うんです。

人の道も花の道も同じだなあって思いませんか?
花は時期が来たら必ず咲きます。
人もそれぞれの花が咲く時期が違うんです。
それでも長く咲き続けるには愛の挨拶。優しい言葉かけが必要なのでしょうね。

ドタママ庭園は何が咲き出すかわからないサプライズ庭園。
真っ赤な木瓜の花は姑が大好きだった花。木瓜の花が咲き終わったらバトンタッチするかのように
菖蒲の花や白いこでまりの花が咲き始めました。
最近、又、咲いてみないとわからない不明な花がつぼみをつけてきました。
手間のかからない花々のほかに、今年は薔薇に挑戦することにしました。
きれいな人には虫がつくと言われますが、きれいな薔薇には虫がつきやすいそうです。
薔薇の苗を3本。そしてミニ薔薇2本。
ドタママの愛だけで育つでしょうか?

雑草はきらいだったけれど、きれいに整備された庭園より、雑草と共存している
自然な庭園がドタママは好きです。
薔薇がお仲間に加わって、これからどんなドタママ庭園になるか、、、
私自身もわかりません。
エルガーの愛の挨拶を歌いながら、明日も花にしっかり愛の挨拶をするドタママです。