ドタ日記

ドタの毎日の様子をエッセイで書き綴ります

真・本能寺

2006-04-13 08:14:17 | Weblog
新橋まで真・本能寺という題目の芝居を見に行ってきました。
以前声楽を習っていた方が信長の正室濃姫役で出演されました。
ナレータ声優スクールの卒業公演で役者を目指している方々の熱演に
ドタママは感激しました。
今回の脚本は本能寺の変の定説を覆し、人間信長をリアルに表現され、役者さんの迫真ある演技にすいこまれそうになるくらいに真剣に見ていました、
人間信長が一番表現されていたのは森蘭丸と寝転がって空を仰ぐ場面でした。
今回の脚本では森蘭丸は以前信長が弾圧した一向宗の森一族。信長のかたきをうつために蘭丸は女性なのに男性に扮して信長に仕え、信長を暗殺するようスパイで送り込まれています、しかし、側に仕え、人間信長に接するうちに信長に情がわきおこる女の心の揺れ動きが見事に再現されていました、
濃姫というと斉藤道三の娘で信長の正室。気の強い女性だったと言われていますが今回の脚本では明智光秀を愛し本能寺の変では信長の策略を光秀に知らせようとするところで殺されてしまいます。半狂乱で知らせにいく場面は女の情念がよく出ていました 。
ドタママはお芝居が好きでよく観に行きますが久しぶりに震える様な感激を味わいました。それは何故か?この日の舞台のために全力投球で練習してきた様子が手にとる様に伝わってきたからです。役者さんたちの台詞も一言一言からパワーを感じ、迫真あふれる演技にかたずをのんで見守っていました。慣れぬ立ち回りも一生懸命練習されてきた成果が伝わってきます。
迫真あふれる新鮮な演技、斬新なそれでいて人間味あふれるストーリー、すばらしい舞台でした、
信長が愛した小唄を紹介します。
「死のうは一定
しのび草には
何をしよぞ
一定語りおこすよの]
人は必ず死ぬ、生きているうちに何をしようか。それが自分の生きた証になるのだから。
ドタママが生きた証をしっかり足跡として残して生きていこうと思います。