音食紀行さん主催の「第2回『歴メシ!』食事会in銀座-ギルガメシュの計らい編」に参加してきました。
念願の古代メソポタミア料理です!
今回は7月に刊行された「歴メシ!– 世界の歴史料理をおいしく食べる」の第一章の料理を食べようというもの。
会場となったCo-Lab銀座の方がレシピ監修にも携わったそうで、プロの料理人に調理していただくとのこと。
以前トークショーではパンをいただいたので、他の料理を食べるのを楽しみにしていました。
●アカル(ビール風味のパン)
以前いただいたのはエンマー小麦のものですが、今回はデュラム小麦の粗挽きを使用とのこと。
粗挽きなのはつぶつぶを大事にしたいからだそうです。
そういや以前別口で、この時代は製粉の技術がまだ低かったという話を聞いたことがあります。
当時はもっとつぶつぶで粗かったのかもしれません。
そして以前のに比べて今回のものは硬かったです。保存もききそう。
アカルとは食べるという意味だそうです。
●レンズ豆と麦のリゾット
この日いちばんの「美味しい!」が会場にあふれた一品。
ハチミツの甘さが優しく、レンズ豆の食感がアクセントになってとても美味しかったです。
本来はスープだそうですが、リゾットに改良したとのこと。
まだ解読されているレシピが少なく、スープばかりになってしまうんだそうです。
●かぶの煮込みスープ(左)
●古代小麦とラム肉のシチュー(右)
かぶのスープはすいとんのような、練ったものが入っていました。
当時コショウはなく、塩も保存のために使用し、料理では使われなかったとのこと。
しかしスパイスやクレソン・キュウリなどで出汁を作ったそうです。
スパイスをたくさん使っているのでぽかぽかになるし、優しいながらもしっかりと味がして大変美味しいです。
シチューもラム肉でですがくどくなく、あっさりとした味わいでした。ただし油は多め。
現代のイスラム教とは関係なく、当時は豚は食べなかったそうです。
家を汚すので不浄のものと思われていたとのこと。
●メルス(古代メソポタミア風ガレット)
別名メソポタ焼き。
デーツ(なつめやし)・ピスタチオ・干しイチジク・干しブドウ・干しリンゴなどフルーツが盛りだくさん。
そしてニンニクとスパイスも盛りだくさん!
ニンニクが口のなかに広がりますが、甘くて美味しいひと品でした。
当時はこれを作る専門の料理人がいたらしいです。
●古代メソポタミア風フレーバーウォーター(左)
●シェニーナ(右)
ノンアルコールドリンク2品。
フレーバーウォーターはザクロジュースベースで普通に美味しいです。
問題はシェニーナという清涼乳飲料。
牛乳とヨーグルトと水を混ぜたもの。…何故水を入れたよ古代の人。
いろいろ貴重だったのかもしれません。ハチミツ入れるとまだ飲みやすいです。
●ニンカシ風ビール(左)
●ハーブ漬けワイン(中)
●ミッフ・ビール(右)
アルコール3品。ミッフ・ビールは追加料金でいただきました。
ニンカシ風ビールはビールにワイン・ハチミツ・ミント。美味しいです。ビールにハチミツって結構いけるんですね。
ハーブ漬けワインも間違いない美味しさです。
ミッフ・ビールはビールにデーツとハチミツを入れたもの。
正直ビールの味しかしなかったのですが、これデーツほぐした方が美味しいかも。
デーツといったら漫画「天は赤い河のほとり」の主人公の好物としても出てきます。
エジプトで実際に食べたこともありますが、甘くて美味しいです。干し柿と干しブドウの間のような感じ?
近年パワーフードとして人気があるのだとか。
また、ワインは山の方から輸入したそうで、腐敗防止の為ハーブを入れたそうです。
運んでいる間にいい具合に混ざるんでしょうね。ちょっとシメサバや甲府の煮貝を連想しました。
●総括
クミンやコリアンダーなどがふんだんに使われているので、ぽっかぽかになります。
コショウや塩がなくても、野菜の出汁が優しい味です。
ハチミツ入るとたいてい美味い。ハチミツ、偉大。
作った方の話によると、材料はほとんど成城石井で手に入るそうです。成城石井、偉大。
念願の古代メソポタミア料理。
現代日本では材料が結構高くつきそうですが、どれも美味しかったです。
歴メシ!本にサインもいれてもらい、ほくほくと帰途についたのでした。
2017年9月17日(日)
主催:音食紀行
http://onshokukiko.com/wpd1/
https://twitter.com/onshokukiko
会場:Co-Lab銀座
https://ja-jp.facebook.com/ginza.colab/
おまけ・参加した方がジョージアワインを差し入れてくださいました。
入れ物が壺っぽくて可愛いです。
中は赤ワイン。しっかりとした味わいで美味しかったです。
念願の古代メソポタミア料理です!
今回は7月に刊行された「歴メシ!– 世界の歴史料理をおいしく食べる」の第一章の料理を食べようというもの。
会場となったCo-Lab銀座の方がレシピ監修にも携わったそうで、プロの料理人に調理していただくとのこと。
以前トークショーではパンをいただいたので、他の料理を食べるのを楽しみにしていました。
●アカル(ビール風味のパン)
以前いただいたのはエンマー小麦のものですが、今回はデュラム小麦の粗挽きを使用とのこと。
粗挽きなのはつぶつぶを大事にしたいからだそうです。
そういや以前別口で、この時代は製粉の技術がまだ低かったという話を聞いたことがあります。
当時はもっとつぶつぶで粗かったのかもしれません。
そして以前のに比べて今回のものは硬かったです。保存もききそう。
アカルとは食べるという意味だそうです。
●レンズ豆と麦のリゾット
この日いちばんの「美味しい!」が会場にあふれた一品。
ハチミツの甘さが優しく、レンズ豆の食感がアクセントになってとても美味しかったです。
本来はスープだそうですが、リゾットに改良したとのこと。
まだ解読されているレシピが少なく、スープばかりになってしまうんだそうです。
●かぶの煮込みスープ(左)
●古代小麦とラム肉のシチュー(右)
かぶのスープはすいとんのような、練ったものが入っていました。
当時コショウはなく、塩も保存のために使用し、料理では使われなかったとのこと。
しかしスパイスやクレソン・キュウリなどで出汁を作ったそうです。
スパイスをたくさん使っているのでぽかぽかになるし、優しいながらもしっかりと味がして大変美味しいです。
シチューもラム肉でですがくどくなく、あっさりとした味わいでした。ただし油は多め。
現代のイスラム教とは関係なく、当時は豚は食べなかったそうです。
家を汚すので不浄のものと思われていたとのこと。
●メルス(古代メソポタミア風ガレット)
別名メソポタ焼き。
デーツ(なつめやし)・ピスタチオ・干しイチジク・干しブドウ・干しリンゴなどフルーツが盛りだくさん。
そしてニンニクとスパイスも盛りだくさん!
ニンニクが口のなかに広がりますが、甘くて美味しいひと品でした。
当時はこれを作る専門の料理人がいたらしいです。
●古代メソポタミア風フレーバーウォーター(左)
●シェニーナ(右)
ノンアルコールドリンク2品。
フレーバーウォーターはザクロジュースベースで普通に美味しいです。
問題はシェニーナという清涼乳飲料。
牛乳とヨーグルトと水を混ぜたもの。…何故水を入れたよ古代の人。
いろいろ貴重だったのかもしれません。ハチミツ入れるとまだ飲みやすいです。
●ニンカシ風ビール(左)
●ハーブ漬けワイン(中)
●ミッフ・ビール(右)
アルコール3品。ミッフ・ビールは追加料金でいただきました。
ニンカシ風ビールはビールにワイン・ハチミツ・ミント。美味しいです。ビールにハチミツって結構いけるんですね。
ハーブ漬けワインも間違いない美味しさです。
ミッフ・ビールはビールにデーツとハチミツを入れたもの。
正直ビールの味しかしなかったのですが、これデーツほぐした方が美味しいかも。
デーツといったら漫画「天は赤い河のほとり」の主人公の好物としても出てきます。
エジプトで実際に食べたこともありますが、甘くて美味しいです。干し柿と干しブドウの間のような感じ?
近年パワーフードとして人気があるのだとか。
また、ワインは山の方から輸入したそうで、腐敗防止の為ハーブを入れたそうです。
運んでいる間にいい具合に混ざるんでしょうね。ちょっとシメサバや甲府の煮貝を連想しました。
●総括
クミンやコリアンダーなどがふんだんに使われているので、ぽっかぽかになります。
コショウや塩がなくても、野菜の出汁が優しい味です。
ハチミツ入るとたいてい美味い。ハチミツ、偉大。
作った方の話によると、材料はほとんど成城石井で手に入るそうです。成城石井、偉大。
念願の古代メソポタミア料理。
現代日本では材料が結構高くつきそうですが、どれも美味しかったです。
歴メシ!本にサインもいれてもらい、ほくほくと帰途についたのでした。
2017年9月17日(日)
主催:音食紀行
http://onshokukiko.com/wpd1/
https://twitter.com/onshokukiko
会場:Co-Lab銀座
https://ja-jp.facebook.com/ginza.colab/
おまけ・参加した方がジョージアワインを差し入れてくださいました。
入れ物が壺っぽくて可愛いです。
中は赤ワイン。しっかりとした味わいで美味しかったです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます