・ハイドンのピアノ・ソナタをレパートリーにしている人は案外少ないようです。過去の大ピアニストでも、例えば当然取り上げていそうなケンプに録音がありません。そんな中、積極的に演奏したのがリヒテル。ディスコグラフィを見ると録音もかなり残っています。
・この32番のソナタは比較的珍しいロ短調で作曲されています。そのためか第1楽章から非常にユニークな響きがします。ほの暗い響きの中にどこかユーモアが感じられるのはハイドンならではという感じです。第3楽章はハイドンのイメージから考えると意外なほどの激しい音楽が展開されます。ちょっとベートーヴェンの作品を想像させる響きです。
・この曲はハイドンの多彩な面を聴くことのできる名曲だと思いますが、リヒテルはさすがハイドンを数多く手がけているだけあって、曲の雰囲気を見事に表現したスケールの大きい演奏を聴かせてくれます。第1楽章の印象的な旋律の表現、第3楽章の迫力はリヒテルの凄さを改めて認識させられものでした。
・この32番のソナタは比較的珍しいロ短調で作曲されています。そのためか第1楽章から非常にユニークな響きがします。ほの暗い響きの中にどこかユーモアが感じられるのはハイドンならではという感じです。第3楽章はハイドンのイメージから考えると意外なほどの激しい音楽が展開されます。ちょっとベートーヴェンの作品を想像させる響きです。
・この曲はハイドンの多彩な面を聴くことのできる名曲だと思いますが、リヒテルはさすがハイドンを数多く手がけているだけあって、曲の雰囲気を見事に表現したスケールの大きい演奏を聴かせてくれます。第1楽章の印象的な旋律の表現、第3楽章の迫力はリヒテルの凄さを改めて認識させられものでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます