・厳しく引き締まった辛口の名演。ラインスドルフの実力がよくわかる演奏だと思う。ボストン響の個々の奏者の技術も高い。ただ厳しいだけでなく、ダイナミックな迫力もあり聴いていてこちらも熱くなってくる。ボストン時代のラインスドルフって、例えばベートーヴェンやブラームスの交響曲のようなドイツ系の王道レパートリーだと何となく歯痒い感じがあったんだけど、今回のバルトークやプロコフィエフ、マーラーなんかの演奏を聴くととても素晴らしい演奏が多い。晩年の録音が少ないのが残念だが、いろいろ発掘されてくると評価が変わってくる指揮者だと思う。
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