・この演奏、おそらく評論家とかには評判が良くないだろうな。この曲は深刻じゃなきゃダメ、という人にも・・・。こんなに明るく開放的に聴こえる「運命」も珍しい。私の耳がおかしいのかな? 深刻でもないし、熱い情熱が迸るような、という訳でもない。淡々としている。これがメータの解釈なんだろう。でも、こういう演奏もありなんじゃないかと思う。オーケストラはとても美しいし録音もいい。これまでにどのくらいこの曲の録音があるかわからないが、その中でもかなり異色な一枚だろう。ある意味、名盤だと思う・・・。そういえば現役の有名どころでベートーヴェンの交響曲全集を作ってないのはメータぐらいじゃないかなあ・・・。
Beethoven: Symphonies 5 & 6 | |
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