源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

12須磨11 ひき連れて

2007年09月29日 | 09葵~12須磨
源氏物語歌集 179
巻十二 須磨 11 右近の尉

    ひき連れて 葵かざしし そのかみを
    思へばつらし 賀茂のみづがき


2007-0929-ysg179
Kad03-035

□・・・、つひに御簡けづられ、官も取られてはしたなければ、御供に参るうちなり。
賀茂の下の御社を、かれと見わたす程、ふと思ひ出でられて、
おりて御馬の口をとる。 (右近の尉)「ひき吊れて・・・みづがき」□