源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

11花散里04 人めなく

2007年09月18日 | 09葵~12須磨
源氏物語歌集 168
巻十一 花散里 04 女御

    人めなく 荒れたる宿は 橘の
    花こそ軒の つまとなりけれ

2007-0918-ysg168
Kad02-186

□・・・、まして、つれづれもまぎれなく思さるらむ」と聞え給ふに、
いとさらなる世なれど、物をいとあはれに思し続けたる御気色の浅からぬも、
人の御さまからにや、多くあはれぞ添ひにける。 (女御)「人め・・・□

[巻十一花散里了]