源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

10賢木22 九重に

2007年09月03日 | 09葵~12須磨
源氏物語歌集 153
巻十 賢木 22 藤壺

    九重に 霧や隔つる 雲の上の
    月をはるかに 思ひやるかな


2007-0903-ysg153
Kad02-165

□・・・、そのはなやかなるに、「昔かうやうなる折は、御遊びせさせたまひて、
今めかしうもてなさせ給ひし」などおぼし出づるに、同じ御垣の内ながら、
変れる事多く悲し。 (藤壺)「九重に・・・□