源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

12須磨04 わかれても

2007年09月22日 | 09葵~12須磨

源氏物語歌集 172
巻十二 須磨 04 紫の上

    わかれても 影だにとまる ものならば
    鏡を見ても 慰めてまし


2007-0922-ysg172
Kad03-029

□・・・離れじ」 と聞え給へば、 (紫の上(「わかれ・・・まし」 
柱がくれに居隠れて、涙を紛らはし給へるさま、なほここら見る中に類なかりけり、
と思し知らるる人の御有様なり。 親王は、あはれなる御物語り聞え給ひて、・・・□