源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

12須磨05 月影の

2007年09月23日 | 09葵~12須磨
源氏物語歌集 173
巻十二 須磨 05 女

    月影の やどれる袖は せばくとも
    とめても見ばや あかぬ光を


2007-0923-ysg173
Kad03-031

□・・・、もしばしば鳴けば、世につつみて急ぎ出で給ふ。例の、
月の入りはつる程、よそへられて、あはれなり。女君の濃き御衣にうつりて、
げに「ぬるる顔」なれば、(女)「月影の・・・□