打ち歩詰め

先々週、先週と水曜日は
水曜教室はお休みでしたので
今日は3週間ぶりの水曜教室です。



今日の教室で
初級のある子が中級の子の胸を借りて
駒落ちで挑んでいた対局でのこと、
上手（うわて）玉を追い詰めながらも
するすると上部に逃げ込まれてしまい、
局面がごちゃごちゃしているところで
王手で打った歩が何と、打ち歩詰め！

初級の子も「打ち歩詰め」の
ルールはわかっているものの
混沌とした局面で打ってしまった反則手。

相手の子から指摘をされ、
無念の反則負け…。

その瞬間、目から溢れ出るものが止まらず
その悔しさはこちらにも痛いほど伝わって来ます。

しかし、彼は今回の悔しい経験をしたことで
「打ち歩詰め」の反則をしてしまうことは
たぶんないことでしょう…。

実際に失敗し、痛みを体感することにより
本当の理解につながるような気がします。

将棋での失敗はケガをするわけでもないし、
何かを失うわけでもありません(^^)

教室は練習・上達のための場所ですので
どんどん失敗をして、
どんどん成長してもらえば良いと思います。

次回の教室は、11月9日（土）です。
先週の場所とは異なり、通常どおり
神戸町中央公民館で行います。