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今日は5月5日こどもの日です。
青天に泳ぐ鯉のぼり…
とは程遠い大雨の一日となりました。
今日の教室で行われたある対局でのこと。
終盤で自らの勝ち(詰み)が見えたのか
自信満々の手つきでバシバシと
駒を盤に叩きつけるように
指し進めている子がいました。
”反則”ではありませんが
”マナー”の点からは目に余る行為でしたので、
その場で注意を促しました。
叩きつけて指すことで
一手の価値が上がるのなら
そう指すべきでしょうが、
叩きつけてもそっと指しても一手は一手。
手の価値は同じです。
この言葉は私が初心者のころ教わった言葉です。
その言葉をそのまま件の子に伝えるとともに
「そっと指す人の方が強く見えるよ!」
と伝えました(^^)
実際、プロ棋士の対局を見ていても
乱暴な手つきの人はいませんし、
アマチュアの大会などでも
強い人は駒の指し方やチェスクロックの押し方が
とても優しいです。
”手つき初段”という言葉がありますが、
駒を動かす手つきにも強い弱いが表れます…。
将棋の棋力(強さ)は自分の思いどおりに
ならない部分もありますが、
あいさつ、礼儀作法、態度…etcは
自分でコントロールできる部分だと
こども達によく言っていることです。
指し方・手つきも同じことです。
自分の心構え一つで実行できることですので
対局相手に敬意を払った指し方を
身につけてくれるよう導いて行きたいと思います。
こどもの日だから…
というわけではありませんが(^^;
将棋を通じてこども達が心技体ともに
大人への成長の階段を上って
行ってくれることを願っております。
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