楽しいから将棋を指す

今日は教室日です。



先日読んだ本に書いてあって
とても印象的だったのですが、
一般的に、物事の上達において
必要な根底要素は「楽しさ」である
とのことです。

言われてみれば至極当たり前のことですが、
上達することばかりを目指していると
楽しむ気持ちが薄れてしまいがちです。

練習ノルマをやらなくちゃ、
結果が出ていないから練習量を増やさなくちゃ…。

それは、「楽しさ」とはかけ離れた
「追い込まれた」状況です。

私自身も「教室」を運営する立場である以上、
一定の上達を果たさせてあげなければ…という
思いが先走り、特に最近においては、
楽しさをおろそかにしてなかったか？？
と、本を読んで、自分自身を振り返りました。

楽しさを感じられるか否かは
教室を提供する側の責任も大きいと思います。

上達を追求する者にとっては
”楽しいだけじゃダメ”
”我慢や犠牲も受け入れないと…”
というのはどんなスポーツでも芸事でも
よく言われることで、
それもまた真実だと思います。

しかし、”上達の基本は「楽しさ」が根底にある”
という軸を教室を提供する側が
頭の片隅に置いているか否かで
教室環境の提供の仕方も変わって来るだろうし、
それによってこども達のモチベーションも
変わって来ると思います。

これからも、こども達とともに
将棋を「楽しみながら」
真摯に励んでいきたいと
あらためて思う次第です…。

次回の教室は、10月19日（土）です。
場所は神戸町立図書館です。
いつもと場所が異なりますのでご注意ください。