海岸通りから旧市街に上る道すがら、見つけたのがサンミッシェル教会。モナコ大公オノレ2世によって17世紀に建設されたもの。そういえば、この町は当時モナコ公国の支配下にあった場所だ。
12月とあってここにはプレゼビオ(クリスマスの飾りつけ)が展示されていた。
庭には教会の模型?もあった。
旧市街に入ると、狭い道や階段などもあちこちに見かけられる。
さらに丘を上って行くと、柵で仕切られた墓地に到着した。入り口が開いていたので中に入ると、地中海が一望の下に見渡せる展望所になっていた。
左側の突き出した岬の向こうはもうイタリア。隣のイタリアの町まではたった1.5キロだという。島国で生まれた身には、陸続きの国境など考えたこともなかったが、こうして実際に海と陸を見ていると、地政学的な歴史の違いがズシリと心にぶつかってくるのを感じる。
墓は、19世紀に避寒客としてこの地で過ごした名士たちのものが多く、様々なデザインの墓も見られた。
この墓などはまさに彫刻作品だ。
海岸には大規模なヨットハーバーもあり、保養地として機能しいている町であることが実感できる。
町全体を見下ろせる場所も見つけた。
先ほどの女性像が逆光となって輝いていたので、その光景を1枚。
さあ、もう少し足を延ばして旧市街の美しい建築群に向かおう。
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