新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

神戸旅② ルミナリエ下 1月の神戸の夜は、市中心部も光の輝きで温かく彩られた

2024-01-31 | 神戸旅

 メリケンパークの第一会場の後、第二会場の東遊園地に向かう。遠くに光の工作物が見えてきた。

 神戸市役所のすぐ南に位置する広場の中央に着くと、光の壁掛け(スパッリエーラ)が広がった。

 その横には、奥行きを感じさせる門がある。

 近づくと、大ひし形や半円形などの模様が、きらびやかに輝いている。

 さらに中央部分を拡大。

 こちらは青い円を囲む八角形が、黄金色に縁どられていて印象的だ。

 対して、何やら人間の目玉のような形。こちらをにらんでいるようにも感じる。

 旧居留地方面に移動した。ここには長円形の光看板作品が、空を隠すかのように空間を占拠している。高さ7m、幅15mほどの大型だ。

 この作品の光で、広場は結構明るく、スマホに収めようという人たちがあちこちに。

 また、塔のような作品も単独で立っているので、それだけ独立感が際立つ。

 もう1度光看板を見上げてルミナリエ散歩を終えた。

 

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神戸旅① ルミナリエ上 阪神淡路大震災の年に始められた鎮魂と復興のイベントに行ってきた

2024-01-28 | 神戸旅

 神戸ルミナリエに行ってきました。

 この催しは、阪神淡路大震災の起きた1995年12月に、鎮魂と復興を合言葉に始められたもの。

 近年は、新型コロナによって中止となっていたが、今年4年ぶりに復活した。

 

 場所は神戸市のベイエリアに第一会場が造られ、三宮、元町など市街地がもう一つの会場となった

 まずメリケンパークのメイン会場へ。

日没とともにライティングが開始されたが、まだ空の明るさが残っていて、照明効果はいまいち。少し待ってから入場口へと足を運んだ。

 入場して脇から見ると、相当に幅があることがわかる。フロントーネと呼ばれる玄関作品の幅は40mだという。

 真正面に来た。中央の通りはひと際光が強い。群衆は満員状態だが、闇の中なので気にならない。

 いよいよ光の回廊に入る。ガレリア部分だ。天井から光が降り注ぐ。

 高さは15Ⅿ、奥行きは70mもあり、きらめきが続く回廊にすっかり夢見心地だ。

 天井をもっとアップで見てみる。黄色を軸として青、赤、緑などの色彩がからみあって、様々な造形が踊っている。

 回廊ももう終点近くに来た。最初は遠くに見えたひし形模様の光も、もうすぐそこ。

 出口に到着。今来た回廊を振り返ると、遠くに赤くライトアップされた神戸海洋博物館の屋根が見えた。

 名残を惜しみながら、会場から外へ。

 一歩下がって。外の光作品と一緒の姿を見ながら会場を後にした。

 改めて横から見ると、奥行き70mの素晴らしさを実感できる全体像が輝いていた。

 

 

 

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心ふるえる風景 イタリア編㊳ ポスターと陽光がコラボして もう1つのメッセージが浮かび上がる

2024-01-25 | 心ふるえる風景・イタリア編

 イタリアの夏 陽光は予想以上に強烈だ

 街を歩いていると しばしば家の壁の壁面に

 ポスターや広告が 張り付けてあるのに出会う

 

 オペラやコンサートの告知 商品のPRなど

 ただ なぜかそれらのポスターは

 時々 緩めに貼られていることがある

 

 ある日街歩きの最中 そんなポスターを見かけた

 ちょうど 真昼の直射日光が差し込み

 それが少しの 角度の違いに対しても

 光と影のコントラストを 浮き上がらせ

 朝方には気づかなかった 凸凹をも

 鮮烈に 眼前に提示してくれた

 

 特に意図もなく 貼られたポスターで

 見事に明と暗とが コラボレートしている

 

 よく見ると イラストの描かれたポスターに

 こんな文字が 記されていた

 「AVANTI UN ALTRO」

 「もう一つ 前へ !」だ

 イタリアの 陽気でポジティヴな性格が

 こんなところにまで 反映していた

 

 それこそイタリアならではの センスじゃないか

 との楽しい錯覚を 味合わせてくれる風景だった

 

 

 

 

 

 

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心ふるえる風景 イタリア編㊲ ヴェネツィアでは 曇天でも"満月"が姿を見せる

2024-01-21 | 心ふるえる風景・イタリア編

    

 夕刻 ヴェネツィア・サンマルコ広場に立つ

 広場には通常 メリチェリエ通りから

 時計塔のある大聖堂横に 到着するが

 この日は フェリーチェ劇場に寄ってきたので

 コッレール博物館側から 広場に着いた

 

 少し前まで大聖堂は 夕陽を正面から受けて

 ほんのりと 壁面を赤く染めていた

 もう日は沈み 周囲を黄昏が包み始める

 

 そして 満月

 いや 鐘楼の横に突然輝きだしたのは

 月ではなく

 博物館の横に吊るされた まん丸い電球だ

 日没とともに 点灯され

 例え曇りや雨だったとしても 

 立派に月の代わりを 果たしてくれる

 貴重な 灯かりだ

 

 こんな気の利いた演出を してくれるのは

 ヴェネツィア中心広場 ならではのことかもと 

 一人ほくそ笑む 私だった

 

 

 

 

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心ふるえる風景 イタリア編㊱ 新しい人生はゴンドラで! まぶしい結婚式に出会った

2024-01-18 | 心ふるえる風景・イタリア編

ヴェネツィアへの 2度目の旅の時だった

教会巡りを始めて 本島中心部にある

フラーリ教会の前に差し掛かった時 歓声が聞こえた

着飾った人たちの群れが 待ち構える中

教会正面から 一組のカップルが

満面の笑顔で 姿を現した

 

結婚式を終えたばかりの 新郎新婦

まるで映画のワンシーンを 見ているかのような

美男美女の 組み合わせだ

大きな祝福 「アウグーリ !」に応える二人

バージンロードを歩いた先には ゴンドラが用意されている

 

小運河に浮かんだ 漆黒のゴンドラに

純白のウエディングドレスが あざやかに映える

 

これからの 新しい人生を 

ゴンドラに乗って スタートするという

まさにヴェネツィアならではの まぶしい光景は

今でも忘れられない シーンとして

心にしっかりと 刻まれている

 

 

 

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