
円錐形の屋根のドームにはいろいろな模様が描かれている。それぞれには意味があるらしい。

ハートに矢が刺さった形は、キリストまたはマリアの心臓の表現とのこと。決して恋愛成就のおまじないではありません。

丸印は太陽の形。

三日月に+は、災いが来ないように見張っていることの表現だという。

屋根の先端にあるピナコロ(小尖塔)は丸いものが多かったが、平べったいものや尖ったものなどいろいろ。

街はとてもよく整備されており、玄関先に花を飾っている家もあちこちに見られた。逆に、、ごみなどは全く見られなかった。

旧市街に広がるトゥルッリの家並みを見ながらの散歩で、30分もあれば一周できてしまう。

「美しい樹木」を意味するという「アルベロベッロ」の地名。確かにトゥルッリが骨太の樹林のように見えないこともない。

白い家に黒い枠のお洒落な門を見つけた。

帰り際、薄雲が消えて本当に青い空が顔を出し、そこに突き刺さるように伸びるトゥルッリが良く映えていた。

2つのトゥルッリの集落のうち、西側にあるリオーネ・モンティ地区の最奥、モンテ・サンミケーレの坂道頂上に、サンタントニオ教会がある。ここは世界で唯一のトゥルッリ造りの教会建築。

20世紀初頭の建築とあって、中のキリストの描かれた壁画もかなり新しい感覚の絵だ。

その隣の公園には、こんな大きなおじさんとおばさんの像がドカンと置いてあった。