表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

失意のドン底だったけなぁ~

2020-01-24 14:43:39 | ブルース・スプリングスティーン
The Promised Land

4年前の今日1月24日は、前日の「ま、何とかなるさ」という能天気な気分を一瞬にして吹き飛ばしてくれました。

その顛末が上に添付した4年前のブログです。

今でこそ笑い話だけど、詳しい状況が全く分からなかった当時はまさに失意のドン底でした。

気分転換にグランド・ゼロ(あの911の現場)に向かうも、あまりの積雪で近寄ることができず(2ヶ月後に無事行けて祈りを捧げてきました)...。

グランド・ゼロの帰り道に寄ったMOMA(ニューヨーク近代美術館)で見た作品群もどこか上の空。

何より翌日の帰国便の飛行機が無事に飛ぶのか?JFKまで辿り着けるのか?大雪翌日(24日)のマンハッタンは交通ダイヤがメチャクチャで、ペンシルバニア駅はいつ出るか分からない列車を待つ人々でごった返していました。

どうしても予定通り(もしくは早めに)の飛行機で戻らなきゃいけなかったので、ホントに悩みました。そんな体験があったから、去年の台風19号で日本各地に取り残されて動けなかった、多くの外国の方々の不安な気持ちは痛いほど分かりました。
 

帰国当日。とりあえずペン・ステーションから電車に乗って、JFKの近くまで行けるところまで行ってそこでまた考えようとホテルを出ました。

やはり真冬のニューヨークの早朝は寒いなんてもんじゃありません。凍てついていました。

でも駅まで行ったらタクシーが客待ちをしていて、「JFKまで行けるの?」って聞いたら「ああ、もちろんだとも!さあ乗りな!」(ありがちな邦訳)ってことで無事に空港に運んでもらえました。

しかし東京以上の大都市ニューヨークが、一瞬にして雪に埋まりマンハッタン島が孤立。それがたった1日でほぼ現状回復させられちゃうってスゴいことだと思います。少なくともメインストリート(アヴェニューの方ね)の雪は全て除雪され、ハイウェイも元通り。え?雪なんて降ったの?くらい普通でした。

もしも東京で約1メートルの積雪があったら?きっと完全に数日間は都市機能がマヒしちゃいますよね。さすが米国。

まだトランプ政権になる前のアメリカは、異邦人にとても優しい国でした。



つづく。


コメントを投稿