表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
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『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』

2020-12-24 12:26:13 | 映画
野獣処刑人 ザ・ブロンソン 


生き写しとはまさにこのことでしょうね。2003年に亡くなった、僕の大好きなチャールズ・ブロンソンのそっくりさんが主演する『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』が、年明けに仙台でも公開されるそうです。

決して上手な役者さんでもなく、今風に言えばイケメン俳優でもなく、どちらかと言えば同じような役を演じ続けたブロンソン。テレビの吹き替え全盛時の役者さんなので「ブロンソン=大塚明夫さん」のイメージが強烈です。

そして今回のこの映画。予告編を観たらホントにブロンソンにソックリでビックリです。これは観なきゃいけませんね。ま、ストーリーは観なくても大体想像できますけど。

何か『狼よさらば』(デス・ウィッシュ)シリーズの続きのような立ち位置ですけど、その「ブロンソン=ポール・カージー(本業は開発会社の技師)」みたいな固定観念はどうも納得できません。同じような役ばかりではあったけど、魅力的な役も随分演じていましたからね。

というワケで、チャールズ・ブロンソン映画ベスト5!!

第五位:『雨の訪問者』
      何でアメリカで当たらなかったのかが不思議なくらい、ブロンソンの魅力炸裂の傑作。
第四位:『荒野の七人』
      子どもに慕われる優しいオライリー。ポール・カージーより似合ってると思います。
第三位:『大脱走』
      寡黙な”トンネル・キング”ダニー。セジウィックに教えた唯一知っているロシア語が「愛してる」。愛すべきキャラでした。
第二位:『レッド・サン』
      アラン・ドロンと三船敏郎を向こうに回して、堂々と男気溢れる悪役リンクを熱演。変な映画だけど、何故か心に残る作品。
第一位:『ストリート・ファイター』
      誰が何と言おうとブロンソンのベストワンはこのチャニー役。あるで彼の生きざまそのもの。中学生の頃観てシビれました。
番外編:『さらば友よ』
      あの天下のアラン・ドロンに煙草の火を点けさせたってだけでもスゴいフランツ役。完全にドロンを食っちゃいましたね。
      ちなみに僕はアラン・ドロンも大好きです。

もちろん『狼よさらば』も好きな映画だし、イメージ的には〇〇ロードショウで週に一ぺんはブロンソン映画を放映してたような気がします。小学生の頃マンダムのCMを観て、「大人になったらマンダム使う」と心に決めていたし(実際は丹頂のポマードとチックしか使わず)、厳ついカオのオジサンな割にはとっても身近な存在の役者さんでした。


結局今回何が言いたかったか?というと、チャールズ・ブロンソンが帰ってきて嬉しい!!おかえりブロンソン!!ってことでした。


※中学生の頃買った芳賀書店のシネアルバム。最新作が77年の『ホワイト・バファロー』で止まってます。


※追記:劇場の都合?で、たった一週間の上映。しかも一日おきに各日一回のみの上映だったので都合が合わず断念。がっかりです。