入院生活、徒然なるままに①
<6度目の入院生活>小学生の頃を含め、この8月に6度目の入院生活を送った。
最長の入院生活は、15年前の胃がん手術の2か月間、最短は今回の鼠経ヘルニア
手術の1週間。最初の入院生活は郷里の和歌山(小学生時代)、23歳の社会人1
年生にストレスで体調壊して芦屋市民の病院に2週間、その後県立尼崎病院(胃
がん手術)、60歳の時に不整脈治療(心臓カテーテル)で神戸大学附属病院に1
週間、4年ほど前に糖尿病治療で関西ろうさい病院に「教育入院」で2週間。今回
の入院はその労災病院からの紹介で、伊丹市民病院。自宅からタクシーで10分ほ
どの所で、気持ちの良い病院だった。猛暑から避難するように涼しい病室に逃げ込
んだ、というところか。
入院生活で感じた諸々のことを雑感風に書き出してみた。今日はその第一日。
<入院食>一日3食、当然とはいえ「上げ膳据え膳」でとてもありがたい。
ある日のメニューの一例を挙げれば、
*朝食はパン、牛乳、マーマレードジャム、大根サラダ、豆腐シュウマイ。
*昼食は米飯(150グラム)、豚肉の生姜炒め煮、キュウリのピリ辛和え、しろ菜
のおかか和え、果物(バナナやキーウイなど日によって違う)。
*夕ご飯は米飯(150グラム)、いかとレンコンのトマト煮、冬瓜の煮つけ、サラダ。
小松菜の煮びたしなどはほぼ2回に1回出た。安くて栄養価高いからだろう。
当然ながら間食は一切なし。私は糖尿治療も兼ねているので、カロリーは1600キロ
カロリー内だけど、程よい量と言える。ただ塩分を控えめなので味は薄く少し物足
りない。こんなメニューを続ければ、糖尿も退散しさぞや健康体になるだろうな、と
1週間の限定入院が惜しい感じさえする
入院経験者は「病院食はまずい」とこぼす人が多いが、私は塩分控えめの食事でも、
毎日病人用に工夫された献立だから、ありがたく美味しくいただいた。
ただ家では毎日食している梅干しと大好きな漬物がないのには、ちょっと物足りな
かったが。
<4人部屋>わずか1週間の入院だから個室は贅沢。4人部屋に入れてもらう。
カーテンで仕切って「個室化」しているので、最低限のプライバシーは守られている
から大丈夫だろう、と思っていたら、ちょっと当てが外れた。ベッドに横になった途
端、隣の40代と思しき男の声で、ぼそぼそ携帯電話の声が。患者と看護師さんのや
り取りはあまり気にはならないが、一方的にしか聞こえない携帯電話の声は何とも気
に障る。
病室での携帯使用は禁止されているのに、とんでもないマナー違反。直接注意すると、
逆切れされて夜中にブスリとやられると困るので、ナースステーションから注意しても
らう。携帯は止めたが、今度は「おたくどこを手術するの?」といきなりカーテン越し
に話しかけてきた。カチンときたが「あまり言いたくありませんので」とやんわり断る。
もう一人の同室者に耳の悪い人がいるらしく、深夜に看護師さんが大きな声で話しかけ
るのにはちょっと困ったが、これは仕方がないだろう。
部屋はキャスターと鍵付きの収納庫、テレビ(有料)、長方形机(ちゃぶ台?)が備わ
っており、狭いながらも入院生活に必要な最低限の設備が備わっている。
🌻留守中にも、律儀に咲いてくれた
宝塚デュランタ
ポーチュラカ(スベリヒユ)