旧ソ連のアネクドート(政治風刺の小話)の亡霊が、現代のアメリカでよみが
えっている?
アメリカのボルトン元補佐官が執筆したトランプ政権の国家安全保障担当補佐官
時代の「回顧録」が、注目されている。
ボルトン元補佐官は「国益より自分の再選を最優先にする、トランプのようなひど
い大統領は1期だけで十分だ」とこき下ろし、大統領としての資質・能力不足を暴露
しているとか。
トランプ大統領の最側近として行動を共にしたボルトン氏はメモ魔としても有名で、
大統領の言行を逐一記したという内容には重みがある。
トランプ大統領は「回顧録には国家の機密が含まれている」と強く反発、回顧録出版
差し止めを提訴したが、ニューヨークの連邦地裁は却下した。
トランプ再選の行方を左右しそうな回顧録は、間もなく出版され有権者の目に晒される。
この回顧録騒動から、旧ソ連時代のアネクドート(政治風刺の小話)を思い出す。
ある男が壁に「フルシチョフ首相はバカ」と落書きして逮捕され、
懲役11年の判決を受けた。1年は国家の財産の壁を汚した罪、
残りの10年は国家機密の漏洩罪。男が1年の刑期を終えた頃、フ
ルシチョフがイギリスを公式訪問した。間もなく男は釈放された。
それは国家機密がもはや機密ではなくなったからだ。
有名なアネクドートだが、フルシチョフがイギリス訪問で「国家機密(つまりバカ)」
が証明されて、男が無罪放免になったところがミソ。
さて、旧ソ連フルシチョフ時代から60年、トランプ氏の「国家機密」はいかに?
<昨年は咲かなかったアガパンサス、今年はやっと咲いてくれました>