GESブログラブ -知への招待- GES PREPSCHOOL

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現代文を読むカラクリⅧ

2007-09-01 20:47:21 | 受験・学校
GES塾長:木村浩の9月1日のお話

「価値観が違う」とか、よく使う言葉ではないでしょうか。

価値観が違う人とは話したくない。

ここで、考えるべきことは、なぜ、価値観が違うのでしょう。

生まれも育ちも違う人間が、価値観が違うのは当然です。

キミは南アフリカ共和国の人たちの価値観はわかりますか。

人間には本能(人間の性質)と理性(ロゴス)・感性(パトス)

がありますね。

本能項目は微差はあるもののほぼ同じです。

本能は現代環境下で感性に影響を及ぼします。

理性は現代環境下でパラダイム化します。

これが哲学=宗教=人間の科学(価値感)です。

つまり、時空(時代と地理)で価値観は変わり、

感性そして本能にまで規制を掛けます。

米国のネオコンとイスラムのアルカイーダが

対立して当然なのです。

中道派が米国を支配しきれない程、ネオコンの力は

強いのです。「悪の枢軸」とブッシュが言った国々は

本当に悪なのか、考えてみてください。

相対的ですね。

人間の本能として「争い」は嫌います。

ならば、なぜ湾岸・アフガン・911が起こったのか。

このあたりになると、もう切れてしまう人も沢山いるでしょう。

だから、時代的・地理的常識が必要なのです。

人間がわかっても、人間を取り巻く環境を知らないのです。

日本の抱えている問題は大きなものはいくつありますか。

憲法改正・・・・・暗記でなく、わかっていますか。

明日、9月2日(日)N検を受ける諸君は理解してますね。

世の中が求めているのはN検のような時事的問題を

ティーンエージャーに知って欲しいのです。

養老猛先生が会長であるこの日本で最も重要な検定

は養老先生の書籍からもわかるでしょう。

「バカの壁」これは何が書いてあるのですか。

「いくら話してもわかりあえない」と表紙には書いてあります。

何が違うのか。そうです。私が前述したことです。

まだ、高校生だからは理由になりません。

将来の日本を担っていくキミたちが社会参加する教育

を受けなくてはならないのです。

社会から疎外された教育は教育ではありません。

社会と密着した教育が本当の教育なのです。

社会と密着した学問をしなければ、現代文は本当には

読めません。前段階として「論理」を学んだのです。

「21世紀日本を救う教育」はGESが担います。

まず、私の言っていることに耳を傾けてください。

難しくてわからない、ではなく、「それはどういうことなのか」

考えてください。聞いて下さい。

(ここは「資格ブログラブ」ではありませんが)

資格を取る人も全く同様なことが言えるのです。

社会科学をわからずして、資格を持っても本との社会の

役には立てません。「法の暗記」は絶対にしないように。

最も身近な法令である「民法」は我々の毎日の生活に

関わることしか書いていません。

内容は「総則・物権・債権・親族・相続」です。

一生に必ず、対面することばかりですね。

これが基礎力です。

この界隈に憲法・刑法・商法(会社j法)・民事&刑事訴訟法

等、1000を超える法令が我々を取り巻いているのです。

「現代社会」があるから「法」が存在するのです。

だから、社会科学、即ち、時事的問題を知って

法の勉強をして欲しいのです。

大学進学・大学院進学・資格取得のどれも社会と密着した

学問として捉えて欲しいのです。このような人間が

日本のリーダーになります。

自分には関係ない、ではありません。

私のイイタイコトはキミが日本のリーダーなのです。

受験で成功したければ、自然・社会の本質を知ることです。

わかりますか。

GES進学生(河合塾)・GES資格生(LEC)はこんな

人財になって欲しいのです。

木村浩の「知への招待」へ入ってきて下さい。

楽しい・真剣な社会を受験を通して作って参りましょう。

では、本日の哲学(=科学パラダイム)を始めます。

<哲学への挑戦> 

異郷の哲学 第1章                 

今、ここにある価値観が世界のすべてではない。

イスラム圏でも、遊牧民の世界でもそして、

東南アジアでも先進国化を拒む明確な意思がある。

そして、人の豊かな生を間がえる時、

商品が並び、流行に奔走し、

貨幣の蓄積に邁進(まいしん)する私たちの世界を「先進国」

と呼ぶのは、無知と傲慢(ごうまん)の産物であると捉えることができる。

 例えば、日本の歴史を彩っていた中国的価値観、南方的価値観、

そして国風文化と称される価値観、これらは一体どこへ消えたのか、

その由来を手繰(たぐ)り、その消失の経緯を手繰る時、

近代化という美名の元に打ち捨てられた、過去の価値観の中にある、

その豊穣さを見出すことができる筈である。

 だから、私たちは辺境を見なければならない。

だから、私たちは過去を見つめなければならない。

だから、私たちは伝統をまさに今を生きるものとして捉えなければならない。

それこそが、私たちの可能性である。

また、それこそが、私たちの拠点である。

ここではないどこか、それは実に私たちの足元にあるものであり、

私たちの目前にあるものである。
 
 2003.05.24.SAT
                            (460字)

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